souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

波乱の1日

前夜、ほとんど眠れなかった。
遠足前日的興奮がなかったとは言わないが、原因は同部屋の隣のオヤジである。
重篤な手術後のそのオヤジは、何だかよくわからない装置に生命を維持されている様子で、シューシューという音が間断なく響いていた。耳栓をしてどうにかその音は気にならないレベルまで下げたのだけれど、「カーッ!」って機械が痰を吸い込む音が時折甲高く響き、くぐもってキレの悪い咳払いの声と強烈なイビキもあって、1h毎に起こされる羽目になった。
半分寝ぼけて6amの起床時刻を迎え、体温を測ると37.6℃。頭が重く、喉もいがらっぽい。


ここからがドタバタの始まりである。


熱の上がった状況をみて、先ず麻酔科がビビった。予定どおり全身麻酔でオペするには合併症等のリスクが高いので、仕切り直し(要はリスケ)だと言う。
俺はその間気合いで寝汗をかき、結局36.7℃まで熱を下げた。しかし麻酔科の諸君は譲らない。


慌てて飛んできた口腔外科の先生も、部分麻酔でやる手はあるが、切開の部位が広範なので全身麻酔でやる方がベターであると曰う。
相談すると言って引っ込んだ彼らを見送りながら、何とも情けない気分で待つこと30分。結局「部分麻酔でオペ敢行」ということになった。


災い転じて福、とはこのことである。
そもそも全身麻酔は必須じゃなくて、「それでできたら術中の患者管理が楽だから」程度のハナシだったということね。
全身麻酔が前提と思っていた俺は、トンだ肩透かしだった。


しかし今度は、肝心のオペがいつまでたっても始まらない。
順番が2番目から3番目に繰り下がったらしく、「9amスタンバイ」が「11am」にずれ、それからは何の情報もなく、延々と待たされる。
水も飲めないんだその間。
結局声がかかったのは3pmになった頃。
入室が3:30、オペは4pm開始だった。


オペは、予定の2hを大幅に超え、3時間53分かかった。悪い組織の癒着が思いの外ひどく、丁寧に剥がしていて時間がかかったという。
そういえば朦朧とした意識の中で、3人ぐらいの先生が一所懸命同時に俺の口に手を突っ込んでゴリゴリ剥離していた気がする。
という訳で大騒ぎのオペは終了し、9pmの消灯過ぎに一人でおかゆを淋しく食べて、波乱の1日は幕を閉じた、とさ。


めでたしめでたし。


おまけ。
朝騒いだおかげで、病室は変更してもらえました。
おやすみなさい。