souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

ハッカソンのその先へ。

発火ワークス主催のイベントに参加。
主旨は、ハッカソンを一時のブームで終わらせないために、そろそろ「ハッカソンの次を考える時期」なのではないか、という問題提起パネルディスカッション
しかしながら、自分はそれを論じるレベルにまだまだ達していないし、それぞれのパネラーの方が興味深い話を沢山してくれたので、備忘を兼ねてメモ。

「大企業×スタートアップ」イベントを仕掛けるのはザイオンス効果により偶発的コラボ確率を上げるため。
らくがきTV等、何とか動くモノは出来たが、その先のビジネスに繋げる営みが必要と感じStartup Factoryビジネスコンテスト2015を仕掛ける。
「やってみなはれ精神」byサントリー鳥井信治郎
NTT西では「いっちょ驚かせてやろう」的で特段の計算なし。
ホウレンソウの大好きな中間管理職を説得するには1年かかるので、先ずやると決めて事後報告。トップは半分ぐらいスタートアップとの共創の重要性を解ってる。
費用は広告宣伝等。効果は企業イメージアップ、若手の刺激、スタートアップとのコラボ実績づくり。
サービス化にあたっては、個人開発会社に発注しNTT西にOEM提供、というスキームで、社内で出すぞ出すぞと騒いだ。作ってしまって報道発表までしたら、反対する人は居ない。
えらい人を巻き込むためには、イベント審査員等の立場で「その場に居させる」ことが重要。「あなたあの時面白そうだって言いましたよね。」イベントはボスマネツール(爆笑)。

Makuakeは購入型クラウドファンディングのプラットフォーム。
既に着せ替え腕時計スマホ鍵お洒落なLED電球等の話題製品も誕生。新規プロジェクトは100件/月超。
単なる資金調達のみならず、マーケティング4Pをユーザと共創する仕組みとも言える=結果的にリーンスタートアップへの貢献。具体的には、テストマーケティング、本格展開前の試金石、販売ルート増による新規顧客獲得、購入ユーザへのヒアリング、メディアでの話題作り、金融機関・流通側への実績提示等。

  • 梶原健司氏(チカク)

まごチャンネル立ち上げ。Makuakeでクラウドファンディング、来春出荷予定、TV東京トレンドたまごでも取り上げられた。
自分では、親相手に孫の映像配信をやっていて手応えあった。お爺ちゃんお婆ちゃんに現実に見せてリアルな反応を観察すると、根源的で強い衝動を確信し、製品(サービス)化した。
苦労したのは、外部の会社の協力。自分がやりたい事は明確だが、仲間が居ない。まごチャンネルにしても、(おそらく一番プロダクトに共感してくれる)女性のエンジニアはなかなか居ないし、子持ち男性エンジニアはこれはこれで生活保障の面で寄り付かない。ギルドワークスで仮説PDCAを手伝ってもらった。根っ子はアップル在籍中から同じだが、憑き物がとれた感じ。キレイじゃなくても恰好つけずにやるだけ。

最初のハッカソンは参加5人!苦労の連続だったが、40回/年の経験によって事業化に結びつくハッカソンの肝が判ってきた。
具体的には、本気で事業化したい主催者、多様な参加者(特に課題の当事者)、参加者の創造性を損ねず主催者の目的を達成する適切なテーマ設定等。アイデアソンのスピードストーミング、ペルソナ、タッチアンドトライ等のテクニック(ツール)も開発。

世界の風景が変わる様を見たい。
正しいものごとを正しく作る。
そのためには、課題解決の手段に選択肢が必要である。だから「適時適チーム」を結成し、アジャイル開発、コーチ、価値探索企画等のサービスを提供する。
技能だけでなく価値観(XP5つの価値観(コミュニケーション、シンプル、フィードバック、勇気、尊重)+越境)も共有したい。
チカク梶原氏の第一印象は「ものすごく暑苦しい人が来たな」(やっぱり初期衝動は大事!)。仮説はシッカリしていたので、開発工程に時間を沢山使えたのがいいプロダクトになった要因のひとつ。

  • 書くと陳腐だが大事な結論

日本企業の悪い癖は「技術ファースト」。
ユーザファーストの視点が感動プロダクトの必要最低条件じゃないだろうか。


それにしても、NTT西がやれてNTT東がやれないのは何故なんだ?
自分の力不足を今更ながら痛感した。