souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

MAGMA!

俺がマグマの呪術オペラにハマったのは、35年ほど前だろうか。ワープロで「外国語学コバイア語学科」って学生証を偽造したりして、ただのバカな大学生だった。
80年代半ばにはクリスチャン・ヴァンデは「Offering」に行ってしまっていたから、マグマはもう解散状態だし2度と観られない、と勝手に思い込んでいたんだが、2005年には例の「神話と伝説」シリーズのDVD発売もあったし、2010年には何とフジロックにも出たりして、俺がぼ〜っとしているうちにバリバリの現役選手に返り咲いていたのであった。


そりゃあね。仏ジャズ・ヴァイオリニストの巨匠ディディエ・ロックウッドとか、獣低音ベースのヤニック・トップとか、ロック界最高のテノールクラウス・ブラスキスといった名人たちがヴァンデと火花散らすようなセットも観たかったが、それはないものねだりというもの。
O-Westの小さなハコでじっくりと「現在のマグマ」を堪能しようじゃないか。


凄まじい変拍子を淡々と奏でる、凄腕のメンバー。一糸乱れぬコーラスは、まさに神への祈りそのものである。ああ、俺もあんな風にchant!してみてぇ。
ヴァンデの、軽くて、それでいてズシリと来るスネアを内包したドラミング。恐らく手首のスナップが人間離れして効いているんだろうが、何処にも力みが見られないスティックさばき。ジャズドラマーの出自がよくわかる。
それと、素晴らしい声。あんなに「上手い」というか、表現力も含めて、艶っぽく聴かせてしまう声に、本当にビックリした。驚愕の67歳。そりゃあ従えているボーカルがずっと上手いはずだと、こちらも合点がいく。


こうして、2時間弱のコンサートはあっという間に終了した。
凄いものを、俺は観た。
それに、ものすごく楽しかったぞ。


この分だと、また近いうちに再来日してくれるだろう。
次回は毎日通うことにしよう。


Setlist at TSUTAYA O-East, Tokyo, Japan

  1. Köhntarkösz
  2. Slag Tanz
  3. Mekanïk Destruktïw Kommandöh
  4. Zombies(encore)


personnel:
Christian Vander - batterie, chant
Stella Vander - chant
Isabelle Feuillebois - chant
Herve Aknin - chant
Philippe Bussonnet - basse
James MacGaw - guitare
Jérémie Ternoy - claviers
Benoit Alziary - vibraphone, claviers