souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

ゴジラ

★★★★☆素晴らしい また観たい


今年は第1作「ゴジラ」の公開からちょうど60周年にあたり、TVでも旧作を盛んに上映している。そこへ来て、通算30作目という節目の作品が夏休みに合わせて公開された。
98年のエメリッヒ版ゴジラが「イグアナ野郎」とか散々酷評されているので、正直、ハリウッドの制作するゴジラなんぞ観るもんか、と思っていた。
ところが、今回のギャレス・エドワーズゴジラは、結構評判いい。封切りから1週間で3回観たというヤツまで居る。
ということで、ちょっと気になって劇場で確かめてきた。


結論から言うと、いやぁ実に面白かった!
久々に、怪獣が暴れまわって破壊の限りを尽くす映画を堪能した。
それと、全編にゴジラ愛というか、オリジナルに対するリスペクトが溢れている。
渡辺謙の役名が芹沢猪四郎だぜ。ファンにはグッと来るものがある*1。そして謙さんは、「ジラ」って発音してる。「ゴッズィーラ」じゃなくて。


不満がないわけではないのですよ。
例えば、ゴジラなで肩になっちゃってちょっと女っぽくね?とか、そもそもムートー(Massive Unidentified Terrestrial Organism、未確認巨大陸生生命体)などという余計な怪獣が出てきて雌雄でいちゃいちゃしてたり、人類の脅威はゴジラよりもむしろ武藤くんでゴジラは怪獣王ではなく都合のいいヒーローに祭り上げられちゃってたし、いくらなんでもサンフランシスコベイで核爆発しちゃっていいんだっけとか、芹沢博士の貢献度は少な過ぎとか、ジュリエットビノシュを5分で殺しちゃうのどうよとか、そりゃ細かい点で言えば不満もあるのですが、まあ、ゴジラの映画ですから、あの咆哮の音(初期に近い感じ♪)と背ビレを光らせて放射熱線吐いちゃう画を観ると、映画的興奮はマックス高まってしまって、細かいことはどうでもよくなってしまうのである。うん。


今回感じたのは、ハリウッドにも怪獣映画を理解する人がたくさん存在し、金や製作期間をかけて丁寧に制作すれば十分良質な怪獣映画を生み出すことが可能になったいうこと。
裏を返せば、ハリウッドというところは(おそらく昔も今も)そもそもコンテンツに対する節操など持ちあわせておらず、良質なエンタテイメントを制作する巨大な装置なのである。だから、ハリウッドだから怪獣映画は撮れまい、と逆「色眼鏡」をかける必要もなく、是々非々判断すればよろしい、ということだ。


これを終戦の日に観たというのも、何かの意味があるのかもしれない。


【おまけ】
悪名高き98年エメリッヒ版「イグアナ野郎」のダイジェスト。


「イグアナ野郎」を揶揄したと思われるゴジラ FINAL WARS(2004年)のひとコマ。
北村一輝X星人)のセリフに世界中が拍手喝采。


やっぱりマグロ食ってるようなのはダメだなこういう意味

*1:「芹沢」は、初代ゴジラを倒したオキシジェン・デストロイヤーを開発した芹沢大助博士の姓。「猪四郎」は、初代を含め昭和ゴジラシリーズを監督した本多猪四郎の名。笑ってしまうぐらいわかりやすいオマージュ