souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

境港は水木しげるさんにベッタリ

3年前ゲゲゲの女房の朝ドラ化で一気に有名になった水木しげるさんだが、縁のある局地的には結構昔から着々と客寄せパンダに利用されて町おこし系タイアップ企画に担ぎ出されていたのである。
ちなみにこれ→は、こなき純米なんだと。


10年前、実家近傍の深大寺鬼太郎茶屋がオープンした時は、何だか酔狂だなぁと思っていたのだけれど、その後調布市も相乗り企画を進めたらしく、あれよあれよという間にバスのボディには鬼太郎が球蹴ってる姿がラッピングされ、調布駅北口天神通り商店街には妖怪のオブジェが並んでいた。


無論、出身地の境港とその周辺の喧騒は、半端ではない。
JR西日本の境線には「鬼太郎列車」「ねずみ男列車」「ねこ娘列車」「目玉おやじ列車」が運行するし、隠岐汽船は「鬼太郎フェリー」を走らせるし 、郵便局は「水木ロード郵便局」だし交番は「鬼太郎交番」だし日通の倉庫は「妖怪倉庫」だし、挙句の果ては「米子鬼太郎空港」ですよあなた。
空港では鬼太郎目玉おやじが一反木綿に乗ってお出迎え。

境線の「子泣き爺列車」。よく見ると子供が鬼太郎。お母さんやり過ぎ。

たまたま通りがかった「鬼太郎フェリー」も目撃。


極めつけは、水木しげるロードである。
境港駅前の水木しげる先生。見守る鬼太郎たち。

案内板の上に「死神」を配するセンスは如何なものかとは思ふ。

1993年に銅像23体からスタートした800mに亘り続くこの商店街は、水木しげる記念館ゲゲゲの妖怪楽園妖怪神社といったオフィシャルだか相乗りだか判らない数々の名所?と153体もの銅像を抱きながら、そこに迷い込んだ旅人を軽〜く異界へトリップさせる。ちょっとクド過ぎる程である。


目玉タクシー。

鬼太郎と俺。

ラーメン屋の前でひとりで佇むねずみ男には、哀愁が漂う。

妖怪神社前では目玉おやじが水の中でぐるぐる。

ねこ娘と俺。


しかし一方で、過疎脱却の目玉であったコンテンツに20年前に安易に乗っかったきりで、その後の努力を怠ったことにより生じた綻びもそこかしこに漂っていて、実に痛々しい。現に、年間入込客数は朝ドラがゲゲゲだった2010年をピークに、減少傾向に転じている。
このままだとシャッター通りに逆戻りだぞ。


でも、そういう栄枯盛衰もまた人間界/妖怪界の輪廻である、と言うことなのかもしれない。
う〜ん。オチてないなぁ。


【おまけ】

水木しげる先生の生家は、今や「水木プロダクション中国支部」。だけど人っ子ひとり居ない。コンテンツ利用するならもっとリスペクトしろって。