souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

縁結びマーケティング

ANA株主優待でヒコーキ代が半額なもんだから、ちょっと普段行けなさそうなトコロに行ってみたくなった。
ということで、鳥取〜島根の旅である。

世間ではお伊勢さんの遷宮ばかり取沙汰されているような気がするが、出雲大社も、実は今年50年ぶりの遷宮であったのである。
しかも、世間でいうところの神無月は「日本の神が出雲大社に集まり他の神社に神がいなくなる月」ということなので、ここ出雲では神在月と呼ばれいて、人出もちょっと凄かった*1

国引き神話の舞台と言われる稲佐の浜を背に山へ向かうと、森を背にした大社が現れる。今となっては表舞台とはいえない山陰地方が「国造りの中心」だとされた背景は、いろいろ複雑だろう。全国から風土記を収集した際出雲の国が最もしっかり描かれていた、というだけの理由なのかもしれない。
何れにせよ、後の為政者が都合のいいように権威づけしたことは間違いない。博物館に展示されていた、当時の大社さんが本当にこんな姿だったら、高いもの好きの日本人は都合よくコロッといっただろうよ。

さて、神様たちが集まって何をしているかというと、木の札にそれぞれ男女の名前を書き、相談してカップルを決めたあと男女の札を結びつけて「縁結び」するんだと言う。

修学旅行のハシリとも男子の筆下しの儀式とも言われるお伊勢参りにしてもそうだが、日本人の信仰って俗っぽい事と上手く結び付けられているのが常、と言っては言い過ぎだろうか。何にでもあやかって陽気に騒ぎたい、という民衆の心理を捉えたマーケティングの成果が「縁結び」だったような気がしてならない。
だからって言って、土産物屋の表示がみんな「八百縁」って書いてるのも何だかなぁ、とは思うが。

*1:もっとも正確に言うと、神無月は旧暦の10月のことなので、今でいうと11月に入ってからなのだが。