souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

南南西に進路をとれ

SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)は、米国テキサス州オースチンで毎年盛大に開催されるお祭りである。俺は今からワクワクしている。


2週間の期間中、日中は会場にてセミナー、勉強会、トレードショーが行われ、夜は1,000組以上のライヴパフォーマンスが繰り広げられる。
もともと音楽のコンベンションとして1986年にスタートし、その後94年に映画、更に98年にインタラクティブ部門が独立して今日に至る。
近年はインタラクティブ部門への関心が急速に高まっており、2009年には音楽部門の参加者数を凌ぎ、経済効果も1億ドルと報じられた。


インタラクティブの世界でもSXSWが強い影響力をもつイベントだということは、SXSW期間中にブレークしたアプリ・サービスに贈られるインタラクティブアワードの「デジタルトレンド特別賞」の顔ぶれで分かる。それまでは知る人ぞ知る存在だったTwitter (07年)、Foursquare(08年)、GroupMe (11年)、Pinterest(12年)を「発掘」したのが、SXSWだった。
前年にローンチしたばかりのTwitterは、07年のSXSW会場の至る所に大型モニターを設置し、会場のユーザーたちのタイムラインを
「いまXXのブースにいるけれど、このサービスがすっごくクールだぜ!」
「○○で××のライヴがもうすぐ始まるよ!」
と流してみせた。この、リアルタイムに様々な情報が流通する面白さや便利さ、コメントに対する不特定者からの瞬時のレスポンスの感動は、伝説的語り草となっている。
つまり、世界中のスタートアップがSXSWへのエントリーを前提にサービスをローンチしたり、自社ブースにローンチ前のプロダクトを置いて自由に触ってもらい率直な意見を求めたり、シリコンバレー等で確立しているベンチャー創業の生態系と同様のことが、年1回のSXSWというお祭りに凝縮して起こる、ということであり、SXSWが他のカンファレンスイベントと一線を画すユニークな点は、まさにそこにある、ということなのだ。