souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

ファーガソン監督は怒鳴っても…体罰問題を考える

日経に掲載された原田公樹氏*1のコラムに、思わず膝を打つ記述があった。要約すると、こんな感じだ。

体罰に関し、自分はある程度は仕方ないと思う「緩やかな容認派」だったが、英国の現実を見ると、考えが変わった。
欧州各国のスポーツ界や教育の現場では、体罰はまず存在しない。
かつて英国にも体罰は存在したが、1982年の欧州人権裁判の裁定以降全面的に禁止され、今に至っている。
欧州のやり方がいつも正しいとは言わないが、「体罰ゼロ」でこれだけ有能な選手たちを輩出している現状は、直視すべきだ。
やはり 日本においても、教育の現場でもスポーツ界でも、体罰を全面的に禁止すべきだ。


英国人は、自分でやるにしても見るにしても、スポーツをとても楽しんでいる。
片や日本は、学校や顧問の評価を上げるため中高生時代にトップレベルで頑張っていた選手たちが、あっさりその競技から離れてしまう、ということが起こっている。
このような、本来スポーツが持つ魅力から乖離しているような日本人の感覚は、学校「教育」としての「体育」に、その根源的な原因がある。
スポーツを、教育の一コマではなく、もっと独立したカテゴリーに昇格させるべきだ。

後半のクダリは、昔川淵さんにインタビューした時に感じたこととそっくりだよ。
やっぱり、日本の外から指摘してくれる人の言うことは貴重だよね。


俺も、85年にチェルシーアーセナルのロンドンダービーを観てから、そして、当時投宿していたホストファミリーの娘婿が所属しているクラブチームでフットサルに興じているのを目撃してから、ずっと同じように感じていた。
中高生での嫌なクラブ活動の体験から一旦はサッカーなんて辞めようと思ったけど、どうにか復帰して、ずっとこの年(50歳)まで球を蹴ってきた。

スポーツは人生に喜びを与え、豊かにする。
英国のようにスポーツ文化が深く浸透するには、何十年も、もしかしたら何百年もかかるかもしれないが、いまこそ改革の一歩を歩み出すときなのではないだろうか。

うん。諸手を上げて賛成だ。
たぶん、こういうことを書くと、シニカルなコメントを吐く人たちが多いんだろうな。


批判する暇があったら、自分から動いてみろ。
動くのが嫌なら、せめて、前向きな人間の足だけは引っ張るな。


そういう話だ。

*1:週刊誌記者を経てフリーのスポーツライターとして独立し、99年に英国へ移住。ウェンブリースタジアムを望む、北ロンドンの12階のアパートメントに住んでいる。東京中日スポーツサッカーマガジンに寄稿し、ロンドン・ジャパニーズの不動の左サイドバックでもある。