souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

そして解凍

素晴らしかったヴァンダーグラーフジェネレーターのライブ。演奏も素晴らしかったんだがそれ以上に素晴らしかったのは、会場で学生時代の音楽仲間に25年振りに再会したことだった。それも同時に二人も。ドラムのNとキーボードのM。
で、無謀にも、スタジオに入ろうぜって流れになって、今日がその「久しぶりのお手合わせ」の日。


実は、キーボードのMは、俺が学生時代にやっていたバンドの半分以上を共にしたクサレ縁だった。
それこそコピーからオリジナルまで、何でも演った。
最後の最後は、あまりに近すぎた距離感のせいか、見解の相違で、それこそ喧嘩別れ的に離れてしまった。
Mは、歌い始めて日の浅い俺の歌を下手と評し(実際もの凄く下手だったから仕方ないのだけれど)、俺はそのことで傷つき、そしてそんなことで離れてしまった俺自身の気持ちを「俺だって奴のキーボードの腕を利用していただけなんじゃないのか」との意識に苛まれ、二重の意味で落ち込んだ。そりゃあ、もの凄く落ち込んで、一時は音楽なんかキッパリ止めようかとも思いつめた。
そうこうするうちに、コンサルティング会社で全国を飛び回るMが音信不通になっちまった。同時にMは何故か「音楽を演り続けてくれ」とも言ったんだ。そんなアンビバレントで混乱した心理状態のまま、そして変なトラウマを抱えながら、俺は下手なりに今日の今日まで音楽活動を継続してきたんだ。


ドラムのNの強引なセッションの誘いのおかげで、今日Mの口から謝罪の言葉を聞くことができた。
俺は、スタジオでシャウトした後、何に悩んでいたのかも忘れていた。ウソみたいに心が軽くなった。


俺は、やっぱり音楽をやっていて、本当に良かった。