souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

リアリズムが足りない

佐々木監督は、試合後の記者会見でこうはっきりと語った。
「準々決勝の相手はどこでもいい。ただ、1位ならグラスゴーへの移動、2位ならここカーディフに残って試合ができる。コンディションを考え、後半の途中に引き分けを選んだ」
なでしこジャパンは前年の女子ワールドカップを制した世界チャンピオンであり、カーディフには何千人もの日本人ファンがつめかけていた。日本でも眠い目をこすりながら数多くの少年少女が期待に胸をときめかせて見守っていたに違いない。
そして、佐々木則夫監督の会見はすべて英語に訳され、世界に伝えられる。「2連敗のあと、世界チャンピオンに引き分けることができて、私は選手を誇りに思う」とコメントした対戦相手、南アフリカのムクホンザ監督や選手たちは、佐々木監督のコメントを聞いてどう感じただろうか。何より、なでしこジャパンと同義語ともいえた「フェアプレー」の精神はどこへ消え去ってしまったのか。そしてまた、相手チームに対する「リスペクト」は……。

大住さんともあろう方が、こんなこと言っちゃ駄目だよなぁ。
確かにW杯では、優勝とフェアプレー賞を同時に成し遂げた(この事実は、あまり知られていない。俺も佐々木監督の講演を聴くまで知らなかった)偉大ななでしこジャパンだったが、五輪ではそんなこと言ってられない。佐々木さんいっぱいいっぱいだよ。というか、総力を挙げて獲りに行かなきゃ、五輪での「メダル」には届かない。そのことを佐々木さんは痛いほどわかっているんだ。


昨日今日サッカーを観はじめた初心者じゃあるまいし、そんなナイーブなことで世界の頂点なぞ狙えないこと、百も承知でしょう。寧ろそんな幻想が通じる世界ではないんだと、初心者に諭して差し上げる立場ではないのですかねぇ。


大住さんは「たとえ準々決勝で勝とうと、そしてたとえ金メダルを取ろうと、この南アフリカ戦をずっと残念に思い続けるだろう」と言うが、俺は「たとえ準々決勝で負けようと、この南アフリカ戦のギリギリの佐々木監督の判断をずっと支持し続けるだろう」と言いたい。