souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

レアルもバルサも居ない決勝戦

初めてのホームチーム。しかも優勝経験4度のバイエルン
主力6人のサスペンド。しかも優勝経験のないチェルシー
下馬評はバイエルン有利。どっからどう見てもそうだろうよ。


ところが、こうするより勝ちようがない、という追い詰められたチェルシーは、しっかりゴールに鍵をかけ、ディフェンスに綻びが全く見られない。ディフェンシブなディ・マッテオ監督とこのクラスの選手が本気で腹を括ればこれぐらいのことはできるんだという、鬼気迫るディフェンス。まるでバルサとの準決勝が予行演習だったかのような見事な集中力。
こうなると、ホームの大声援がかえってプレッシャーになるバイエルンは、徐々に焦ってくる。後半になると、攻め疲れてもきた。
そう。後半の30分までは、つまり試合の5/6は、「チェルシーペースだった」と言っていい。


しかし後半38分。攻めに攻めていたバイエルンが漸く先制する。ミュラーが渾身の叩きつけヘッドでチェフの頭上を破る値千金のゴール。


この時点で、誰もが「チェルシーは終わった」と思った。
時間はもう少ない。ハインケス監督も守備固めに入っちゃったし。


しかししかし。ここ一番の集中でチェルシーは同点に追いつく。
僅か5分後。チェルシーは、初めて獲得したCKでドログバがニアに合わせ、強烈なヘディングをノイアーに見舞う。
信じられない光景を目にし、静まり返るアリアンツアレナ。
ドログバすげーっ!とTVの前で叫ぶ俺。


残り数分。
ここで浮足立つバイエルンに畳みかければチェルシーにも勝機もあったが、そこまでは攻めきれない。


延長に入りバイエルンも動揺をリセットし、両者は再び拮抗する。さあ、次の動きが重要だぞと思った刹那。
3分。献身的に自陣引いて守るドログバが、リベリの右足を引っ掛けて何とPK。キッカーはロッベン。その際ミケルは『チェフは君がどちらに蹴るか知っているよ』と囁いたらしいが、考えてみたらロッベンも元チェルシーだから癖は知られているよね。PK失敗。再び鳥肌。マリオゴメスあたりに蹴らせた方がよかったんではないの。ま、そんなことはレバタラで岡目八目だけど。


何れにせよ、これで流れは完全にチェルシーになった感じ。
無得点のままPK戦となっても、その流れは変わらない。
4年前の決勝でPK戦に敗れていようと、一人目のマタがノイアーにセーブされようと、(恐らくロッベンやリベリの代わりに)ノイアー自身がキッカーを務めても、最後はドログバが決めた。お約束のように。


「我らが街、我らがスタジアム、我らがカップ」というバナーも虚しいバイエルンの悲劇。カンプノウを思い出しちゃったぜ。
何とも恐ろしいファイナル。
おなか一杯フットボールを堪能した。