souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

ジョン・レノン・ミュージアム

2001年にさいたまスーパーアリーナにオープンしたこのミュージアムに、何故だか一度も行くことがなかった。ふと目にした「今月で閉館」のニュースにつられて、奇跡的に取れた平日休みの今日、急いで行ってきたんだけれど。


結論から言えば、いくらなんでも¥1,500円は高い。オープンから10年経って漸く行くことになったが、やっぱり「今月で閉館」的な切羽詰まり方がないと、決して行かなかったかな。そういう感じ。
美術と違って時間依存芸術である音楽のミュージアムって、どうやったら成立するんだろうか。その点が率直に疑問だったのだけれど、確かに初めてジョンに触れる人にとっては平易な解説と生々しいエビデンスの展示によって、飽きさせない工夫は立派なものだと感心する。ヨーコのマーケティング能力は凄まじく高い。


人気の少ない平日午前中のジョンとの再会は、十分パーソナルな体験だったりもしたのだけれど、何だか、ミュージアムに磔(はりつけ)になっている「パブリックなジョン」は、俺の心の中の「パーソナルなジョン」とあまりに乖離していて、何だか相容れないんだ。いや、しっくりしないどころか、眩暈がする感じ。


何れにせよ、ジョンの塊*1を公共交通機関で不用意に聞いていた時に勝手に涙が流れてきて、他の乗客に訝しげな視線を浴びせられた体験を持つ男にとっては、やっぱりこういうキレイなミュージアムは、要らないかな。


 

*1:正確にはジョンの魂のこと。
でもジョンの心の叫びがあまりに赤裸々なので、俺は勝手にこう読んでいる。悪いか?!