souxouquit’s blog

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オランダ 1aet0 スペイン

やってくれたぜ。Euroteam

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ということで、全額帰ってくるようなので、タダで準決勝を2試合観れちゃったぜぃ、というように気持ちを切り替えることにしよう。


っきしょう。


という訳で、昨日同様近所のパブリックビューイングで観戦。


両者合計14枚ものイエローカードが提示されたこの試合。中盤での潰しあいは、とても激しかった。イニエスタ、シャビアロンソ、ビジャ、シャビ。スペインの選手が次々とピッチでうずくまる。リーグも含め普段から対戦している両国は、危険なプレーヤーに仕事をさせないことを徹底していたんだろう。前半から後半中頃までは、ポゼッションのスペインと、そのミスを突いたオランダのカウンター、という図式であった。
何だかこういう時って、ちゃんと決めておかないとスペインが負ける展開だよな、とも思ったが、オランダのカウンターにも、最後の最後精度が足りない。というか、カシージャスがもの凄く集中していて、決してゴールを割らせない。特に、ロッベン(=レアルのかつてのチームメイト)のシュートを悉く見切って止めていく。まさに神がかり。
息詰まるような緊迫感のまま迎えた延長。
執拗なスペインの攻撃で疲れの見えたオランダは、ディフェンスラインが間延びし始めた。そう。スペインは、ドイツ相手の戦術とそっくり同じだったのだ。ただひとつの違いは、ドイツが後半力尽きたのに対し、オランダは少なくとも90分は持ちこたえた、ということだ。攻撃も単調になってきた。飛び道具ロッベンの個人突破頼みである。ファンペルシーが不調な攻撃陣は迫力を欠いていた。
遠目から撃てる距離でも、敢えて撃たない。自分が撃つより少しでも状況がいい味方が居れば、ゴール前でも迷いなくパスを回す。スペインはそういう自分らの良さを噛み締めるように、頑なにその姿勢を貫き通した。
俺はそれを見て、感動した。
あ、こいつらは、何が何でも勝つことより自分らの美学を貫くことを選んだんだな。卑しく勝ちに行くことを拒否したんだな。
しかしその結果は、ご覧のとおりの見事なイニエスタの決勝点である。


今日のファイナルの結果は、実に示唆的だった。
70年代にオランダで芽吹いたトータルフットボールの流れは、天才ヨハンクライフによってバルセロナの地に移植され、監督として90年代に花開き、今世紀になって結実した。そのバルサの「教え」を守ってきた21世紀の息子たちは、スペイン代表に、その美しく勝つ精神を吹き込み、今やオランダより「オランダらしい」スペインが、頑なまでに自分らのスタイルを貫き通し、美しく勝った。
そういうことだ。


この意味はもの凄く大きい。
今後のサッカーの流れが、オフェンシブな方向に大きく向かうからだ。


ヨハネスブルグの街に居ながら決勝戦の会場に居合わせることができなかったのは確かに悔しいのだけれど、代わりに、アフリカという地で初めて開かれたW杯を、Waka Wakaを歌う現地のサポーターと共に祝福できたことは、何にも代え難い体験だった。



翌日の新聞。“聖杯を掲げるイニエスタ”。



これも翌日の新聞。“単純に、スペインのサッカーが一番だったよね”という感じなんだろう。