souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

オランダ 3-2 ウルグアイ

昨日までにクーリエで届くはずのチケットは、5pmの時点で何処にあるのかさっぱり判らない。
ホテルを予約したのが俺。チケットブローカーから買ったのは友人。こっちのホテルの人って全然融通が効かないから、宿泊名簿にいくら友人の名前を書いておいても「そんな人居ません」って返事しちゃったらしいのね。それでチケットはあえなく返送され、スタジアム近傍の全く別のホテルで「尋ねドコロありません」チケットとして俺らのアクセスをひたすら待っていた、らしい。そうと判ったのが5:30pm。つまりキックオフ3h前。結局チケットを入手したのは、キックオフ2h前。


そんなことはともかく、肝心の試合である。


ジリジリするような硬直状態。つまり、オランダも攻め手がないのである。堅守速攻しか勝ち目がないと分かっているウルグアイのディフェンスには、何処にも穴が開かない。こういう状態の時には、遠目からシュート撃ってDFを引き出さなきゃ、って思った瞬間、ジオの素晴らしいロングシュートがゴール右隅に突き刺さった。前半の18分。
鳥肌がたったねぇ。
彼の人生で間違いなく最も重要なゴール。


均衡が破れたため、攻めにでなければならないウルグアイは一気に苦しくなった。実はオランダも堅守のチームである。その気になれば、この時点で試合を「閉じ」てしまうことも可能。ウルグアイがこの試合をひっくり返すには、せめて前半のうちに追いついておきたいところだ。前半のうちにどこかでスイッチを入れるハズだと思った瞬間、今度はフォルランのこれまた目の覚めるようなシュート。思わず凄ぇぇぇえと絶叫。ハーフタイムまで5分。流石に勝負強い南米のチーム。これで試合は一気に面白くなった。


後半は、一進一退の攻防。どちらも「次の失点が試合を決める」ことを知っているから、ディフェンシブな戦い方。それでいてポゼッションに優れるオランダはジリジリと相手の体力を奪っていく。
後半の25分。左サイドでボールを受けたスナイデルが右足一閃。ファンペルシーのスルーに惑わされ、反応が少し遅れたGKの指先をボールが抜けてサイドネットに突き刺さる。畳み掛けるようにその2〜3分後、ロッベンのヘディングが見事に決まる。グリーンポイントは興奮の坩堝。オレンジ色が揺れる。
ロスタイムにはトリッキーなFKから失点するも、オランジュが見事に逃げ切った会心の勝利であった。


ブラジルに逆転勝利。そしてこの日の突き放し方。完全にオランジュは21世紀型の新しいスタイルを確立したように見える。それはかつて俺が愛したオランダの姿ではないが、堅守と献身的なチームプレイに裏づけられた、まるでいい時のドイツのような戦い方。ワクワク感は少なくいい意味のやんちゃ感は後退したが、こういう堅さがなければ優勝できない、そういう大人のチームである。
次の日、ケープタウンのローカル新聞にはClockwork Orangeの文字が躍った。キューブリックの傑作を模したこのキャッチは、緻密な今のオランジェを的確に表している。センスあるなぁ。


さあ、いずれにしても欧州同士の決勝戦ということになった。
もう、楽しみで死にそうである。



テーブルマウンテンというのは、本当に真っ平。



巨大なブブゼラ




夜に映えるグリーンポイント。





スタジアム周辺には、まあ、いろんなタイプの人が居る。



国歌斉唱。



いよいよキックオフ!



オランジェがゲームを支配。





でも、この男は無茶苦茶かっこいい。




激しい中盤の潰し合い。



ルーパスに反応するスナイデル



カイトは左サイドでクライフ・ターン



右サイドは、ありえん速さのロッベン



オランダが今一つ調子に乗りきれなかったのは、あんたのせいだぜ。



フォルランの放ったシュートはゴール左に外れる。惜しい!



歓喜のオランジェ。



俺もその一人。



翌日の新聞。“Clockwork Orange”の見出し。ジオ、スナイデルロッベン。3人の得点者が惑星直列。