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阿久根市長:鹿児島県議会が非難決議を可決

泥沼とは、このことだ。
事の発端は、自身のブログの中の竹原信一氏の発言である。


素直に読めば、

高度医療のおかげで以前は自然に淘汰された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果 擁護施設に行く子供が増えてしまった。

ここだけを引用する方が、無理がある。
前後を読んだ俺の第一印象は、「これまでに築き上げられてきた障害者の方々の生きる権利や幸福を追求する権利を否定し、人間の生命の尊さをあまりにも軽んじていると受け止められ、極めて遺憾」という決議文が
全会一致で可決されてしまう事態
こそ異常で、一種の集団ヒステリーに見える。
「ブログ」での個人発信に過剰反応して、「異物感」をテコに民衆を煽るメディア。
それにまんまと嵌り、ヒステリックに、数の暴力で、異見を封じ込める阿久根市議。
それを、再び面白おかしく取り上げて、自作自演を続けるメディア。
要は「平穏を乱す邪魔者」は消せというネガティブキャンペーンという構図である。


ところがこの問題は、そんな単純なモンではなく根が深い、らしい。


そもそも何の拘束力もない「非難決議」ってナンなんだ?
そんなに争うのなら、住民の意思を仰げばいいじゃないか。そういう意見もあろう。


そのとおり。おーけい。それが民主主義のルールというものだ。
しかし、幸か不幸か、もう既にやっているのだ。

  • 2008.8.31 阿久根市長に竹原氏が当選
  • 2009.1.12 竹原氏、市議会不人気アンケートをブログで展開
  • 2009.2.6 竹原氏の不信任案が出席全議員賛成で可決
  • 2009.2.10 竹原氏、市長権限で市議会を解散
  • 2009.2.22 出直し市議
  • 2009.4.17 臨時の市議会で2度目の不信任決議案が可決=今度は市長が失職
  • 2009.5.31 出直し市長選で竹原氏再選

経緯についてはここに纏まっている。


で、今回も「これ以上住民を混乱させ政治空白を作るべきではない」という判断の元、市町村長の発言などに対し県議会が非難決議案を出す「異例なこと」に至った、らしい。


一方、竹原信一氏は、そもそも初当選時にブログでの公職選挙法違反疑惑があったり、前出の「不人気投票」以外にも、張り紙はがした元係長にボーナスを支給しないだの、全職員のボーナスを公開しちゃうだの、アンチ天皇制だの、アンチロスチャイルドだの、胡散臭いし突込みドコロ満載なのは確か。
また、こういった積年の軋轢の結果、市議と修復不可能な溝が生まれたことも、想像に難くない。そういう所業を鑑みると、個人的にも「もうちょっと上手くやれないかなぁ」とも思う。何しろ「民衆のための政治」が目的であって、「市議と戦うこと」は手段であったはずが、どこかで目的化している不毛。それを感じずにはいられない。


結論を言うと、どっちもどっちなのだ。


それと、民主主義って誰がナニを言っても許される世界なのだから、こういう危うさは常に孕んでいるんだなぁ、ということだ。争っても虚しいし、両者に歩み寄りがなければ、泥仕合千日手と化すのは、構造的な危険なのだ。
寧ろその点の方が、俺には空恐ろしい。


いやいや、そうでもない。
実際はネタと思うのが正しい、何をムキになってるの?? というのが正しいかも。


何れにせよ、「絶対かくあらねばならない!」ではなくて、「異見」を大事にする姿勢は堅持したいもんだなぁ。