souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

作曲について

先日NHKでYOUの再放送をやっていて、若かりしYMOの面々、特に坂本教授がこんなことを言っていたのが印象的だった。

作曲に当たって、いろんな注文、例えば曲のタイトルとか、詩の一部分とか、XX風の曲調だとか、短調/長調だとか、制約条件が多ければ多いほど簡単だ。だってそれどおり書けば良いんだから。難しいのは『何でもいいよ』という時。自由度が大きいほど悩むんだよ。
最近のYMOは全員が集まって作曲しないことも多く、最初にモチーフを持ってきたメンバーが『こんな感じでね〜』ってシーケンスの断片とちょっとした書置きを残しておくと、次のメンバーがその「バトン」を膨らましたり接木したりして発展させる、そういうアプローチをとることが多い。もちろんメンバーに共通の語彙があるし、こういう仕掛けなら次はこいつはこう来るだろうという感じがあるのでそういうアプローチも可能なのだけど、その際の距離感は、放り出し過ぎでもないしガチガチの制約でもない絶妙な距離感であって、それがYMOというユニットの最大に面白いところ。完全自由に好き勝手やりたいなら、ソロで書けばいいんだし。

生涯で、まだ両手ほどしか曲を書いたことがない俺が言うのもおこがましいが、これ、解る。
最近は、コード進行があって「歌メロだけつけてねぇ」とか、「シャッフルっぽくハネ系のリズムで」とか、もっと露骨に「○○(某アーティスト)の△△(某名曲)のサビの感じでな」とか指定されることもあるけど、そういう時は大抵、鍵盤に向かって一日(下手すると数時間)で曲を書き上げちゃう自信がある。
前はこういう芸当は、「曲先」の場合の詩のハメコミが出来る程度だったんだけどね。
で、やっぱり難しいのが、何でもいいから好きに書いてみよう!ってやつ。端的に言うと、決まんないんだな。欲張っちゃう。もっといいフレーズ、もっといいリズム、もっと面白いコードバッキングがあるんじゃないか、そういう疑念が次から次へと湧いてきて、キリがない。
そういう時は、断片を楽譜なりにメモしておいて、何日か寝かして、再度聴いてみる。印象が良ければそれで決まり。駄目ならやり直し。そんな感じだ。
苦しいと言えば苦しいが、寧ろ試行錯誤のプロセスを楽しんでしまう。そうするとすごく楽しい。「瓢箪から駒」なこともしばしば。


今日は、ギタリストの宿題が一曲。それと別に、朝起き抜けにアタマの中で鳴っていた音の断片を拾うこと。まったく別の作業。
で、それぞれに面白い!


ほんとはこんな日を休みの間いっぱいとりたかったんだけど。
それはサラリーマン止めるまで、無理かな?


ま、時間は作らなきゃな。