souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

The Lacemaker

ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-を上野の国立西洋美術館に観にいった。息子1号(高3)が一足早く行って「良かった」を連発していたので、気になったのだ。


俺は現代美術は好きでよく展覧会に行っているが、特段それ以前の美術に興味がなかった。本家も、だから、パリ滞在中にも訪れもしなかった。


大反省である。


17世紀という時代は、科学技術と大航海によって拡大した世界を題材に美の匠が嬉々として挑んでいる、そういう時代だったようだ。どの絵も表現する喜びに溢れ、観ていて楽しい。
特に、フェルメールの「レースを編む女」には圧倒されてしまった。滅多に他人の作品に好意的な表現をしないサルバドール・ダリをして

偉大な絵は、芸術家が暗示するだけで、目に見えない大きな力を感じとることができる。
フェルメールの『レースを編む女』に私はそれを発見した。
この娘の持つ、目に見えない針を中心に、宇宙全体が回っていることを私は知っている。

と言わしめた作品である。
優れた筆致によるディテールは、観る者を惹き込む魅力に溢れている。24cm×21cmの小さなカンヴァスの中に、本当に、確かに、宇宙があるのだ。溜息が出る程美しいその絵の前で、俺は10分もの間くぎづけになってしまった。


やっぱり、死ぬ前に一度はルーヴル行かなきゃ駄目だな。