souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

磐田 2-1 仙台 (2008 J1-J2入れ替え戦)

3日前の第1戦の結果は 1−1。引分ながらアウェイ・ゴールを挙げたジュビロが数字の上では有利なのだけれど、試合前は寧ろ失点しなければ残留決定という甘美な誘惑に足元をすくわれるのがオチだと、俺は無茶苦茶悲観的だった。そんな計算が立てられるのなら、そもそもこんな順位で入替戦になんか回っている筈ないのだ。


Jリーグの発足1年後の1994年にJFLから参加してから、歓喜の名を戴くこのチームがメロメロに好きだった。スキラッチゴンの2トップ、そこに自在にパスを配給する名波俊哉。95年には闘将ドゥンガも加わり、チームの基礎が固まってからは2002年のリーグ優勝まで、どんどん強くなっていった。福西や高原などの生え抜きの成長もあって、最終的には、外国人に頼らず戦える戦力を誇っていた。国内に留まらず、アジアクラブ選手権で3年連続決勝進出(優勝1回、準優勝2回)というのも、彼らのサッカーが世界レベルであることの証左に他ならなかった。流れるようなパス交換による攻撃的なスタイルは、俺を魅了してやまなかった。


昔話はこれぐらいにして、頭を冷やして入替戦に集中しなくてはいけない。


蓋を開けると、第1戦の結果に振り回されていたのは仙台の方だった。
0-0の引分ならジュビロの残留が決定する。つまり仙台は最低でも1点取らないと昇格できないのだ。
前半開始後の25分程まで、ジュビロは、仙台中盤の速く高いプレスの前でタジタジだった。球が足につかない。トップに球が収まらない。味方のサポートの時間を稼げない。華麗なパスサッカーどころか、ポゼッションもできない無様な戦いを強いられた。
ところが、こんな仙台のオールコート全員全力プレスなど90分間継続できる筈がない。25分過ぎからロドリゴ中心にバイタルエリアの前でしっかり仙台の攻撃を受け止め始め、徐々にジュビロのペースになってくる。球が持てるようになると、仙台の中途半端なプレスの鼻先でパスを回すことができ、結果的に仙台の疲労に拍車をかけることに成功していく。
つまり、前半の前半に息切れした仙台は、負のスパイラルを自滅へ向かってまっしぐらに堕ちていったのだ。


そうなると、経験と伝統で優るジュビロのペースである。
前半41分には松浦が前線のプレスからボールを奪いドリブル突破、前田にパス。左からのリターンを胸でシュート。痺れるぜ。
後半25分には、敵CKのクリアボールを拾って、またも松浦がカウンター。GKの鼻っ面で技ありシュート。またも痺れるぜ。
この時点で、勝負は決していた。


強かった日々の栄光にしがみついて、現場で本当に必要な選手や様々なサポートを怠っていたフロントの責任は、俺は重いと思うぞ。この日を含め、入替戦という修羅場を救ったのがかつてのプレーヤーではなく、オフトが引き上げた松浦くんだったというのは、ジュビロの現在の病巣の深刻さと明日への希望を同時に内包している気がしてならない。


しかし、試合後泣き崩れちゃうヨシカツのナイーブさって、どうよ。
それでキャプテンですかね。代表GKですかね。
ジュビロにあんたは要らないよ。