souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

橋本忍のコトバ

黒澤明監督映画で言えば「七人の侍」をはじめ、「羅生門」「生きる」「生きものの記録」「蜘蛛巣城」「隠し砦の三悪人」「悪い奴ほどよく眠る」「どですかでん」の計8作を手がけた脚本家である。
黒澤以外でも「白い巨塔(1966年)」「日本沈没(1973年)」「八甲田山(1977年)」「八つ墓村(1977年)」等の名作を執筆し、最近では「私は貝になりたい(2008年)」も話題だ。こんな巨匠が、先のコトバである。

シナリオは下手に楽に書け。
自分のシナリオが下手な事に気を使うことなんかない。考えても見ろ。子供の頃からずっと学校で学んできたことは、理解やら記憶やら判断やら批判のことばかりで、創造力についてはほとんど学んで来なかったのだ。上手に書こうと思った途端、批判力が創造力を軽々超え、いいものが生まれなくなる。
シナリオは、批判力をゼロにした時に生まれるんだ。最初から完全なものを書こうとなんかするな。

七人の侍」の執筆の際は、橋本と黒澤が競うように書き続け、一文字も書かなかった先輩格の小国英雄がリーダーとして最終判断をしていったそうだ。そうして原稿用紙504枚の名作が生まれたという。


この時期、俺の心に沁みるコトバだ。