souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

魂のギグ

3日間通いつめた、最終日。
初日には気になって仕方がなかった演奏の拙さは尻上がりに調子を戻し、アンサンブルは複雑さと余裕の遊び度を増していく。
この日のセットリストは大変意欲的だった。初日あまりに酷かった曲を自らリベンジするかの如く、新曲を1曲カットし、いきなり旧曲から始まる。2日間の経験から容易に予想される曲順を、かなり新鮮に裏切ってくれた。


このバンド、滅茶苦茶にエゴイスティックである。特にハミルとHBは、どちらからともなくアンサンブルの中で微妙に「仕掛け」ていく。そして「受け」に回った方は、その仕掛けを受けて見事なアンサンブルを返し、曲に乗った会話が進行していく。干渉パターン? そう。ちょうどそんな感じだ。
お約束のイディオムだらけの所謂プログレッシブ・ロックというカテゴライズを、ハミルは嫌っているらしいのだが、その理由が分ったような気がする。どちらかと言うとインプロ多用のフリージャズに、スピリットは近いかもしれない。ま、そんなジャンル分けはどうでもいいのだが、要はVdGGというバンドは、他のどのロックバンドにも似ていない、孤高の存在だということだ。


怒涛のラスト旧曲4発。それにアンコール。
会場は、多分俺とアタマの螺子の外れ方が似ている人たちの熱狂に包まれた。そしてスタンディング・オベーション。
前にも書いたが、ソロのハミルよりVan der Graaf Generatorをライブを体験したかった。かれこれ30年近い願望が叶い、しかも安定した音の洪水にどっぷり浸かることが出来た俺は、もう思い残すことはない(笑)。


セットリスト2008.6.29 Van der Graaf Generator @渋谷O-West

  1. Lemmings [Pawn Hearts]
  2. Lifetime [Trisector]
  3. All That Before [Trisector]
  4. The Sleepwalkers [Godbluff]
  5. Over the Hill [Trisector]
  6. (We Are) Not Here [Trisector]
  7. Nutter Alert [Present]
  8. La Rossa [Still Life]
  9. Gog [In Camera/Peter Hammill]
  10. Childlike Faith in Childhood's End [Still Life]
  11. Man-Erg [Pawn Hearts] (encore)


Peter Hammill: guitars, el.piano, vo.
Hugh Banton: organs, synthesizers, bass pedals
Guy Evans: drums