souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

オランダ 4-1 フランス

凄いことになってきた。オランダの快進撃が止まらない。
1回戦でW杯の優勝国から3点挙げた興奮も醒めらやぬ中、2回戦では準優勝国からも4点を奪う大暴れを演じてのけた。しかも途中起用の、怪我から合流したロッベンと若いFWファン・ペルシーが得点とアシストに絡む。ファン・バステン監督の強気の采配もズバズバ当たる。


フランスも決して悪くなかったよ。アンリの先発も前線での起点をつくることに成功していたし、何しろ凄い“これぞアンリでしょう”流し込みゴールも決めた。リベリーも素晴らしかったし、時間帯によってはオランダを圧倒し押し込むことにも成功していた。
けれど、オランダはその上を行く好調さだった。
力で力を捻じ伏せた。そんな感じ。


今年になってファン・バステンはオランダ伝統の「4-3-3」システムを諦め、現代的な「4-2-3-1」を採用することにした。その“背水の陣”戦術は、これまでの「止まった」オランダのサッカーに「動き」をもたらしたといっていい。
グランドを大きく使ってトライアングルを常に複数作り出す「4-3-3」は、ボール・ポゼッションのためには非常に有効だが、ボールがゴールに向かうとは限らないし、ボールが持てる分動く必要がない。むしろ「ポゼッションはやたらと高いが持たされているだけ、ひとつのミスから逆襲を食らって失点する」という(勝負としては)最悪の結果をもたらす準備のようなシステムである、とも言える。
それに対し「4-2-3-1」は、まずしっかりと2ボランチで相手の攻撃の勢いを受け止め、中盤で球を奪った後はワントップへ一気に預けて2列目からフィニッシュすることもできるし、サイドで2枚(「4」の外側と「3」の外側)の選手が起点を作ってボトムアップも出来る、謂わば“攻撃の予備動作のための守備”を重視したシステムである。運動量が多く中盤でよくプレスが効き、スピードがあってカウンターの切れ味鋭い今のオランダ代表には、ピッタリ嵌っている感じだ。


何だか、今月の終わりには
EURO2008ってトータル・フットボールの進化形を見せ付けられた大会だったな
って言っている気がしてきた。