souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

いざ北京へ

すばらしく緊迫した試合
ナマで観ていて、実に痺れたぜぃ。


このチーム、4連続五輪出場の中では、一番地味で、一番苦しい予選突破だったな。人気もなかったし。
人気といえば、8年前、黄金世代と言われた“シドニー組”の予選突破のカザフスタン*1の時はチケット取るのが凄く大変だった記憶があるが、今回はファミリー席4枚¥4,000が楽〜に取れたよ。この試合こそ漸く43,000人入ったけれども、カタール戦なんか2万人で閑古鳥だったもんなぁ。
地味な印象の原因のひとつは、スター選手の不在だろう。アトランタ組の前園/ヨシカツシドニー組の高原/俊輔/中田/伸二/稲本、アテネ組の大久保など、チームの中心選手が見当たらなく、華やかさに欠けるよね。一番有名なのは反町さんだったりしてさ。
地味な印象のもうひとつの原因は、得点力不足だよな。最終予選6戦で7得点。そのうちセットプレーでの得点が6点。。。


まあどっからどう見ても、実に地味である。


そう、このチームの特徴は、強固な守備力による。
失点は最終予選6戦で2点。うち1点はぼてぼてのヒールキックでの失点だった。もう1点はロスタイムのPK。そう、あの負けたアウェイのカタール戦でしか失点していないのだよ。
特にこの最終戦、彼らの守備の意識は素晴らしく高かった。集中力が途切れることがなかった。立ち上がりの大ピンチを除いて、失点する気がしないタイトな中盤を保ち続けた。


李と岡崎の前線からのチェイシング。中盤からの飛び出しを押さえる細貝、青山敏弘の両ボランチ。そして化け物運動量でカウンターの芽を摘み続けた柏木の献身的なプレス。これだけ中盤より前で頑張ってくれれば、DFは余裕で対処できる。


「最終戦は勝って予選突破を」と反町監督も選手も口を揃えていたが、実は彼ら、確信犯的に「守りきろうぜ」と思っていたに違いない。敵地でカタールに負けて、このチームは急速に結束し、急速に気合が入り、そして急速に成熟した。
でもそんな彼らを、俺は讃えるぞ。
胸張って北京でも「堅い」試合をしてくれ。


五輪本番でオーバーエイジを使おうが、いや使ったら尚のこと、この世代は地味で得点力をつけられない。得点力不足なんて半年や1年そこらで、一朝一夕に、解消されるモンではないんだよ。


なら、地味でいいじゃないか。
この世代では他国に誇れる(だろう)老獪な守備力で、しぶとく勝ち上がっていって欲しいものだ。

 

*1:1999.11.06@国立霞ヶ丘競技場
シドニーオリンピック2000 アジア地区最終予選グループC 日本3-1カザフスタン
この時は最終予選は日本/タイ/カザフスタンの3ヶ国で争われ、日本はアウェイのタイ戦1試合を残し、第3節の国立で予選突破を決めた。中田が譲ったFKを俊輔が決めたシーンを覚えておられる方も多いと思うが、あの試合だ。