souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

セッション第11弾

今年9度目のハニフラセッションに参加。
今回は大変だった。俺の出番は3曲。全14曲の演目のうち、1曲目と13曲目と14曲目。つまりオープニングとトリ前とトリ。

今回のセッションが何だか「カンタベリ祭」の様相を呈していて、ボーカルとしては何とかカンタベリ系歌モノがないだろうかと探している時に、学生時代に演ったことのあるこの曲に思いが及んだのである。このビニール盤シングルが発売された82年は、ちょうどフォークランド紛争の真最中。「戦争のために船作りが再開されるって噂だ」という歌詞が沁みたし、大物ワイアットがコステロをカバーした意欲作だった。
便乗してくれた人も思い入れたっぷり。ブラシを新調したドラマー。フレットレスでウッドベースの雰囲気に挑戦してくれたベーシスト。鍵盤もピアノとオルガンの2人。皆凄い気の入れようだった。
ボーカルとして上手く歌えた自信はないけれど、ワイアット自身が言っている「裸のままの声が一番美しいんだ」というコトバに支えられ、それなりの雰囲気が出せたんじゃないかなと思っている。

  • Stranded/Khan

もともとスティーブ・ヒレッジとデイブ・スチュアートのセッションバンドだった"Khan"。このセッションの前は聴いたこともなかった。ところが、この曲をロン!させたいドラマーとギタリストの思い入れの強さから、何を間違ったか「是非souxouquitに歌わせよう」とご指名頂いた。カン違いとは言え大変光栄なことである。
それが不思議な経験だったんだな。一聴してみた第一印象ではツマラナイ!と思ったのだけれど、毎日iPodに入れて聴いているうちに、アラ不思議。どんどん曲の持つ魅力に惹きこまれていったのであります。最後はアタマの中が7拍子鳴ってどーにも止まらなくなっちまった。
シンプルな歌詞と力強くも繊細な演奏。そして大胆でメリハリのある構成。不思議なスケールで奏でられるバッキングとソロの応酬。"カンタベリの美"そのもの的な楽曲の演奏に混ぜてもらって、ホント良かった。
リスナーの反応も上々だったし、実に楽しかったぁ♪

この日のトリとなったのは、俺も思い入れの強いジェネシスの初期の名曲。激しい導入部と目まぐるしく変わる構成、フルートを交えた美しい間奏、怒涛のエンディングと、荒削りながらも魅力たっぷりのこの曲を、どれだけ落ち着いて演奏することが出来るか。
鍵盤士のM嬢と、呼吸を合わせて歌う。活舌の悪い俺には無茶なスピードで繰り出されるゲイブリエーズ*1に、メリハリのあるリズムをシャウト気味に乗っけながら、俺がリズムを引っ張る。細かいミスが随分あってプレーヤー個々にとっては反省しきりだったが、録音したMDを聴き直してもまずまずだし、リスナーの反応も良く、最後の楽曲に相応しい堂々たる演奏になったと思う。


凄いよ。
ここに集うバカどものレベルは。
俺はしあわせだ。

 

*1:独特の節回しと七色の声=ピーター・ゲイブリエルの口から溢れる音は、まるでひとつの言語体系を形成しているが如し。
ジェネシスのメンバーが彼をからかって、こう表現した。