souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

マグナムが撮った東京@東京都写真美術館

俺が心から敬愛するキャパ*1が発起/設立したマグナム・フォト
その60年の歴史を「彼らが切り取った『東京』という切り口で回顧しよう」という試みが、この写真展である。


この集団の精神は「表現者としての『自由』の確保」に他ならない。
『自由』*2が決して無償で与えられるモノでないこと、それはしばしば(というより大概の場合)戦いや人々の犠牲を経た血みどろの手によってしか掴めなかったという事実が当たり前に理解されている集団のその表現には、圧倒的な力が宿り、磨きぬかれた感性が光る。


とまぁ難しいこともさることながら、写真展に行くって(キャパを除いては)殆どなかったんだけれど、すごく楽しいモンですな。複数の表現者が同じテーマを撮るということも面白いし。
それと、東京という街は世界でも最もユニークで不思議な魅力を持った街として認識されているんだろうなぁ、ということ。
月並みながら、安物の一眼レフを持って、フラッと風景を撮りに出かけたくなりましたよ。

 

*1:あることの繋がりから、俺は彼の生まれ変わりだと勝手に思い込んでいる。
今回は、キャパが54年にインドシナ(現ベトナム)で地雷を踏む直前、カメラ毎日の招聘で来日して撮った写真たちも展示されていた。
実に感慨深い。

*2:この和訳が誤解の根源かもしれない、と最近つとにそう思う。
「自らを以って由とする」というのは本当に素晴らしく洞察の深い表現なのだけれど、何も考えない馬鹿どもは、「自」という漢字があてられているがゆえに「自動的に与えられた」と平気で勘違いする。
この項、続く(多分)。