souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

仕事の価値を高める「デザイン」と「クリエイティブ」

CNETのこのエントリーが示唆に富んでいる。いや、はっきり言って凄く良い。読むと極く当たり前のことなんだけど、長年言い切れなかったことなんだよなぁ。カタルシス感じちゃったもんなぁ。書ける人って凄いなぁ。
あまりに的を得ているので、敬意を表して引用してしまおう。

多くの積極的な人生を過ごしたい人が求める傾向として「デザイン」と「クリエイティブ」というキーワードが見えてきた。
「上流」とか「下流」といった事業の工程による2分類がはっきりし始めてきた。ただ、上流工程といっても「ホワイトカラー」ばかりを指すわけでもない。肉体労働系であっても、職人さんといわれている人たちの多くが創意工夫を凝らした仕事をしている点において、ただ毎日同じ事務作業を繰り返しているホワイトカラーより「上流」工程同様の価値を提供していることへの注目がなされるようになっている。

そうなのだよ。
俺が就職して以来毎年のようにキャリアデザイン申告書に「クリエイティブな仕事がしたい」って書いていたことは、こういうことだったのだ。別に所謂「クリエイティブ業務と呼ばれる作業」をしたかった訳ではなく、仕事の仕方にクリエイティビティというかイノベイティブな要素を常に取り入れたかった、ということなのだ。「上流工程」とは、業務によってではなく心持ちによって規定されるのだ。

価値創出力は、3つのT―「テクノロジー、タレント、トレランス(寛容性)」―を揃えることで高まる。女性や同性愛者、マイノリティなどの「多様性」を受け入れる組織が、よりクリエイティブ・クラスによる価値創造力に富むことになる。
たとえば、auのDesign Projectにおける「デザイン」とは「カタチ」を決めているだけではなく、ユーザーの「経験」を作ろうとしていることがわかる。デザインという何らかの目的を達成するために必要な資源を柔軟に組み合わせる発想が、結果的に業界固有の壁を壊し、境界線を無意味化していく。そして、そんなデザインを実現するためには、たった1人のスーパーマンに依存するよりも、むしろ複数のプロフェッショナルのチームワーク――時として出身業界にかかわらないクロス・ファンクション・チームを構成するほうが効率的であり、成功効率も高いことがわかってきている。その時、必要なものは「目標」であり、それを達成できる人材と、そして情熱だろう。

だから俺は、サービス企画/開発の現場で一貫してボトムアップ・アプローチを採ってきたのだ。ブレストでは常に反対に振った意見を尊重したし、チームの中に違った個性を放り込んだり組合せたりすることに腐心してきたよ。で、もちろん「マネージャーの要件は?」って訊かれたら、いつでも「情熱に決まってるだろ」と答えていたしな。

業種そのものがクリエイティブ・クラスとみなされていても、あなたの仕事がクリエイティブでもデザイン志向ではなくなってしまっている可能性もあれば、逆に業種や業務がクリエイティブなものでなくとも、気の持ちよう次第でデザイン志向を取り込み既成観念を超えた新たなクリエイティブ・クラスとしての働き方を確立することもできるのだ。だからこそ、本当に必要とされているものは何かを既存の思考の枠組みを外して考え、必要に応じて外部の資源ややり方の導入をデザインするというクリエイティブ・クラスとしての働きを、今あなたはしているだろうか? いわゆる業界の幻想に甘んじているだけだったり、本来の目標を忘れて見た目だけの(なんちゃって)デザインにだけうつつを抜かしてはいやしまいか。

この痛烈な批判。
う〜ん。腑に落ちる。
「サービス開発関連の仕事してま〜す」という甘ちゃんや、言われたことは忠実にこなすけど自分で課題設定が出来ない「指示待ち二等兵」の脳みそを貫通するのに、十分な切れ味だ。


俺も今日から「クリエイティブ・クラスです!」と胸を張って言うことにしよう。