souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

SC Internacional 1-0 FC Barcelona

サッカーの女神様は何と残酷な仕打ちをするんだろう。。。堅守のインテルがカウンターからのワンチャンスをものにし、スター軍団を下した。
自慢する訳ではないが、準決勝でインテルを観て予想したとおりの展開だった。
大会MVPは、何とデコ。準優勝チームからの異例の選出に、ライカールト曰く「相手は全員がMVPに値するが、優勝したから、MVPはデコにくれたのだろう」。全くもって、言い得て妙である。


試合は開始当初からバルサのペース。というより、スタジアムの大半がバルサ・サポーターに埋められ、ゴール裏には巨大なフラッグが出現する中のキックオフ。夢の舞台に酔わせてもらいに来た「さぁ、ロナウジーニョ、魅せてくれ!」的観客の後押しで異様な雰囲気だった。まるで、オープニングの一曲目のイントロが流れた途端立ち上がって踊りだす、そしてまさに踊るためにコンサートに押しかけるオーディエンスばかりのコンサート会場のようだ。
バルサは、2試合目でコンディションが最悪に見えた。特にロナウジーニョの動きがよくない。後半は「消える」時間帯が長かった。インテルも2試合目だが、バルサと比較すると、休養が一日長いのと、早めの来日でコンディショニングが上手かったのか、軽快な動きだった。
無論、局面々々では素晴らしいプレーも堪能させてもらった。何しろ俺は筋金入りのバルサファンだ。
イニエスタやジュリの献身的な動き。ザンブロッタやジオの鋭いオーバーラップ。プジョルの「魂」のディフェンス。デコの緩急のリズムとしっかりとしたテクニック。


徹底した守備の意識が高く、ブラジル人のプライドとも言うべき「遅攻によるオフェンス」を封印し屈辱的「ディフェンス堅め+カウンター」戦術に徹し、それを忠実に遂行したインテルの戦士達に、俺は拍手を惜しまない。本当に、サッカーの怖さと美しさを味あわせてくれた、素晴らしい戦いだった。
願わくは、この美しさ、恐ろしさを深く味わう日本人が、一人でも多く生まれ育たんことを。


蛇足ながら、オシム氏がこんなことを言ったらしい。
「片方は試合をスペクタクルに戦い、片方は生活のために戦い、後者が勝った。バルサのようなサッカーは理想だが、“美”は長続きしない。インテルは皆が自分を犠牲にして、スキルを実用(勝利)のために使った。はっきりしたのは、1人でも走れない選手がいると負けること。誰とは申し上げないが…」
唸るほど、そのとおりだ。