souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

このところの騒ぎについて軽く総括しておこうか

一昨日あたりから騒ぎになっている提携話

私見だが、これは孫さん特有の打ち上げ花火などでは、断じてない。
現在進行中の
通信手段を跨った統合的サービスへの大進化の第一歩
と捉えるべき現象だと思っている。またそれは同時に、本格サービス競争に突入するケータイ業界の突撃ラッパでもある。
参考:【CNET】番号ポータビリティでパンドラの箱を開けるケータイキャリア


一方、バッシング系の意見もこれまた枚挙に暇がないのだが、代表的なのは以下のようなところだろうか。

また、この記事にあるように、ソフトバンクに対する風当たりは、一部のコンサバな人たちには根強い。

ソフトバンクがシステムトラブルを繰り返す理由
まずは意表をつくマーケッティングで衆目を集め、強引な営業手法で市場シェアを抑え、その間に時間稼ぎをしながらどうするか考え、手を打つ。
予想外割」より前にまず通信インフラを充実させて、通信会社としての基本を整備するのが先であろう。

というのは、多分一面の真理ではある。「ライフラインである通信の最低限の運用能力をソフトバンクモバイルが備えているのか」という点については、議論の余地無く“No!”であろう。その点でこの記事の主張は的を得ているし、よく纏まっている見方だと思われる。
しかしながら、この記事は同時にこうも主張している。

社会的インフラとしての通信業のこれまでの手法とは180度違うスタイルは、既得権をもつ既存勢力にとって、邪魔であると同時に脅威でもある。


ところで、孫さんは10月26日の朝刊に4面の全面広告を打った。そこにはこうある。

なんでもできて無料があたりまえのインターネットの常識を、ケータイで実現させたい。
ケータイ市場を一度リセットしたい。

確かに、この孫さんの「思い」に共感するユーザは多いのではないか? と思う。
あの、何も生み出さなかったホリエモンよりよっぽどマトモな「夢」に、少なくとも俺は思える。


ユーザは、ティッシュペーパさながらに街頭でADSLモデムを配り結果的にブロードバンドアクセスの価格を破壊した Yahoo!BB のような存在を、ケータイ業界にも期待しているのではないか。
i-mode垂直統合モデルで暴利を貪るド○モ。
本質的には↑この会社と同じ穴のムジナなのに、この会社より純増が多いというだけで“Customer Satisfaction No.1”と銘打ち、無邪気にもストーンズの曲をプロモーションに使っている会社。
提供者論理がまかり通る状況に、反吐が出る思いが、多分孫さんには、ある。
孫さんは、そう信じさせるパワーを持っている。


過去にも書いたとおり、俺はMySpaceのCEOに会って、彼らのサービスの優位性を肌で感じた。だからMySpaceの持つ「ビジネスの起爆力」はよく理解しているつもりだ。
今回の騒ぎがこれまでと違うのは、インフラではなくサービス強化の方向性を、それもかなりピンポイントに、かなり戦略的に仕掛けてきた点だ。
ソフトバンクモバイルの端末に標準装備されている「Y!」ボタンは、それだけで、i-mode垂直統合モデルに風穴を開ける起爆力十分である。
ケータイの価格破壊を「彼らの戦略はアクセス手段のシェア拡大のみさ」とタカを括っていると、見誤る気がする。
そういったコンテクストの中でこの提携を見つめ直せば、「これでソフトバンクは、ケータイ、固定アクセス、Yahoo!(検索ポータル)、SNS、オークションやショッピングを組み合せて、魅力的な統合サービスを作る土台を固めた」感が非常に強い。


ブルーの会社オレンジの会社の出方に注目。
こぉんなことをしている場合ではないと思うのだが。