souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術

exリクルートの「創刊男」くらたまなぶさんの仕事は、論理と情熱に溢れる男の生々しい葛藤の記録だった。コンシューマ系のマーケッターにとっては、必読の書だね。


ざっと見出しを眺めるだけでも、ワクワクする。

  • ちゃんとふつうに生活する
  • マーケティング」とは、「人の気持ちを知る」こと。どれだけ「自分マーケティング」から抜け出せるか。「人の気持ち」を聞いて、聞いて、聞きまくる。感情移入してその人物になりきると、「恐山のイタコ」になる瞬間がくる。
  • ブレストがうまくなる練習ゲーム「尻とらず」、無意味な接続詞をうまく使うコツ


勿論、読めば読むほど心に響くコトバがいっぱい刺さる。
例えばこんな調子だ。

右手にロマン、左手にソロバン、心にジョーダン
どんな業種でも規模でも、必要となるポイントは変わらない。
説明するプレゼンテーターの顔を見る。「ハングリー」なのか、「好きもの」なのか。上司からオーダーされたので仕方なくやっているのか。
市場の声に耳を傾けたか。重要なグチを集めることはできたか。やさしい言葉にまとめられたか。それを裏返して「夢」にまで昇華できているか。
その夢に「カタチ」を近づけることができたか。声を聞かずにつくってしまっていないか。
そして、全プロセスと初めの一歩を、どれだけ現実の「数字」に落としこめているか。
結局「カッコいい大風呂敷と、地味な一歩」がそろっているかどうか。

伝説となった「フロム・エー」のプレゼン。江副浩正社長(当時)を口説き落とした見事な演出。
女性の気持ちになりきるあまり、女性が憑依した「とらばーゆ」の創刊インパクトと、「女性雇用市場」の拡大。
ネーミングで創刊前夜に航空会社からついたクレーム。波乱の末に誕生した「じゃらん」は、最後には、旅行業界のカルテルを突き崩した。


天才の構成成分は、確かに「99%の努力」である。