souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

ひとつ上のアイディア。

よく「アイディアが湧かない」、だの「あの人はアイディアマンだ」というコンテクストで使われる「アイディア」。
アイディアという言葉をそんな「思いつき」のレベルで使うから誤解も拡がるんですよ、それはちょっと違いませんかね、と編者である眞木準氏は読者にイキナリ投げかる。
曰く

「アイディア」は、左からでも右からでも「アイディア」と読むことができる。

シンプルにして印象的。実に秀逸なイイマワシではないか。


俺には次の言葉が印象的だった。
コピーというものの、あるいはクリエイティビティというものの「根本哲学」を凝縮しているコトバだからだ。

アイディアは「タスカル」がゆえに「モウカル」。

良いアイディアをもっと出したい人には、“アイディアの「マニュアル」化。”の項が有用だろう。でもアイディアの「マニュアル」化に定石なんてものがないことなど編者は百も承知な訳で、だからこそ19人ものクリエイターの発想法や考える習慣作りの知恵が紹介されている。


俺に刺さったのは、以下の件だ。

  • 人を貶め、心を傷つけるようなアイディアや企画ならば、やらないほうがいい。やはりアイディアは世の中の応援歌になるものであってほしい。ぼくはクリエイティブ・ディレクターの基本姿勢は、尊敬と嫉妬だと思っている。それが50%づつある状態。by大島征夫
  • ひらめきや思いつきは、実現とは無関係に出てくるものでしょうが、アイディアの場合はそうはいきません。実行して、実現することが、そもそもの前提としてあるわけです。新人が書いたコピーを見てもいつも感じることですが、たいていの人は見つけたと思ったら、その時点で作業を終えてしまいがちです。優秀な広告クリエイターはみな、他人からは見分けがつかないような微修正をくり返しながら、最終的に自分の納得のいく作品を完成させていきます。by柴田常文
  • 山のような失敗を経て、いいものがひとつだけ残るというのが本当だと思います。要するに、つまらない案も出せない人に、いい案は出せないということです。いい案だけをひとつ、ポンと出せるというのはありえない。by中村禎

いい本です。
普段脳のサボッている部分が大分活性化される気がします。


【備忘】この本も買おう!
ひとつ上のプレゼン。
ひとつ上のチーム。