souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

頑なに思っていたことは何だったんだろう

中学〜高校のサッカー部の腐れ縁の2人と呑んだ。そのうちの一人がNYCに赴任するというからだ。
実は俺は、この部の雰囲気に未だに慣れない。中高一貫の体制だから(高3は引退するにしても)5年という時間は、様々な人間関係が熟すと同時に、かなり過激な形でお互いに影響を及ぼすもんだ。現にいじめがあったり、トラウマを抱える奴は山ほど居る。


俺はだから、そいつが海外赴任するといっても、「いろいろ考えるところあってサッカー部の集まりには出ません」とメールに返信した。そしたら気を遣った奴が「3人ならよかろう」と別口でセットしてくれたんだ。
俺は、(漠然と言うが)彼らとの関係修復にそれでも腐心してきたし、そうとう頑張って彼らのロジックに付き合おうと努力してきた。でも2年程前の新年会だったか、「souxouquitの所為でXXXX(最近離婚して顔を出してこなくなった奴)が来れないんだぞ」の言葉で、切れた。謂れの無い中傷に付き合ってまで、関係を保っておくべき連中ではない。俺はヘラヘラ笑って(怒る気にもなれなかった)、反論することもなく(説明するだけ疲れる)、その後心を閉ざしたのだ。タダでさえ忙しいのに、プライベートで無理するなど、ばかばかしい。


そんなことがあったから、この呑み会も出だしは固かった。少なくとも俺はね。
そうしたら、そいつも「『いろいろ考えるところ』ってよ、ビビッたし俺考え込んじゃったぜ」と洩らしたのさ。
それからというもの、過去の誤解を埋めるような「実は」ばなしが続出。
いろんなことが解かった。俺は自分のことをチームで一番サッカーが下手だと思っていたけど、彼らは寧ろ逆に感じていたこと。俺はやり場のなさも手伝って音楽活動も平行してやっていたけど、それが彼らにとってはとても羨ましく写っていたこと。俺はどんな言い方してもへこたれない「無敵の超合金ロボ」みたいに思われていて、寧ろ俺に対抗するために頑なに俺を攻め続けていた、つまり追い詰められていたのは彼らの方だったこと。。。


今更ながら、何だったんだろうと思う。
思春期の、抜群に切れる、純粋なナイフを皆抱えて生きてきたんだろうと思う。
そんなことを吐露するのが、40代も半ばである。
しかも邂逅できるのもその一部の、ほんの一握りの人間だ。
プライドが高く他を寄せ付けないような奴は、キッカケすらも掴めないだろう。
自分から殻を破るような奴でなければ、そのカタルシスに至ることさえおぼつかないだろう。


俺はしあわせだ。
ワインとスプマンテでべろんべろんになったことを除けば。