souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

一本の電話

終業時刻を5分過ぎた頃。
今日もヘトヘトに疲れたなぁ。だけどこれから、体育館でフットサルすることになっているんだぜ。さてと。PCを落とし、眼鏡を外してコンタクトをつけ、まさにデスクから立とうとしたその瞬間。


デスクの電話が鳴った。


ディスプレーには見慣れぬナンバー。
ったくもう。仕方ない出るか俺に直接かかってきているしブツブツ。。。
「はい、XXXX部 souxouquit でございます。」
電話の向こうからは、聞きなれぬ女性の声。
「XXXXのXXXXと申しますが、以前そちらに居たXXXXさんの件で...」
だいぶ昔俺の部下だった人間の、現在の上司だった。


あぁ、なるほど。
元部下の当時の働きぶりを、参考に知りたいと言ってきたのだった。


俺は、自分の感覚を確かめるためにひと手間かけるその上司のことを、即座に尊敬した。だから元部下くんのことは、何でもぶっちゃけ話して差し上げようと思ったさ。その上司は、着任当初に電話頂ければもっと良かっのではという俺の言葉に、いえいえ、先入観ができてしまうので却って今の方がいいんです、と答える。即座に生まれる信頼感と連帯感。お互いに顔も知らない二人の、詳しい遣り取り。いきなりの電話とは思えない突っ込んだハナシ。
そうそう、そういうところありますよね。わたしの部下時代に鍛えていなかったばかりにご苦労かけていることと思いますが。よく理解できます。云々。
サル直行を阻害されたこともすっかり忘れ、何だかんだと20分たっぷり話し込んでしまった。


何だか清々しい気分だ。


元部下くん。きみはしあわせだよ。
きみの上司は、こんなにも丁寧に、きみのことを見ている。


俺は、図らずも頂いた電話で、その謝意を伝えることができた。
少しでも、元部下くんの、そしてその上司の役に立てた。と思う。
うちの会社も、末端の課長レベルまで決して捨てたモンじゃないな。そのことが確認できた。


でも、清々しさの本当の理由は、仕事のポイントを外さないアタマのいい人物とのコミュニケーションの快感だったんだろうと思う。無茶苦茶効率的に仕事が捗っちゃったことのカタルシスである。
例えが適切かどうか、敵ゴール前でダイレクトパスが5本つながってシュートしたかのような快感、とでも言おうか。




p.s. コトの顛末。


いい気分で、さて今度こそ退社してやる。と席を立ったその時。
隣の課長が「souxouquitさん、これから例のヤツやりませんか?」と来た。


。。。


結局業務終了した頃には、フットサルの終了時刻、9pmであった。
合掌。