souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

今webで起こっているコトの尻尾がようやく見えてきた

Web 2.0時代に成長するテクノロジー企業の戦略に参加した。所謂Web 2.0を俯瞰することができたし、webで現在進行形で起こっているコトをかなり実感することができた。残念だったのは質疑の時間がなかったこと。


1.Google Earthのミッション(米 Google Inc.)
  <Computer Science Fiction>
→ConputerとNWを駆使し発展させて、Fictionを無くし人々の理解を深めてゆくこと。


2.The Future of Software -Unlimited Innovation on the Business Web-
 (米 salesforce.com inc.)
NWとBusiness WebPFの発展により、従来の「構築したシステムのアップグレードに手間とコストをかけるモデル」からConsumer Webと同様の「外部に情報があり、企業の管理者がコストをかけて対応しなくても、簡単にアップグレード可能なモデル」へ変貌していく筈。


3.livedoorのCGM戦略について
(株)ライブドア顧問 執行役員副社長 ネットサービス事業本部 伊地知晋一氏
ブログは国内最大ユーザ数、SNSサービスはmixiについで2位、等CGMに強いライブドアCGMを利用したビジネスの可能性を追求する。しかし、収益を上げる仕組みがまだ確立していない。Googleアドセンスアドワーズに匹敵するビジネスモデルの発明が必要。
CGMビジネスのビジネスモデルのカテゴリーは4つ、これの組み合わせに妙があると思っている?

  • 広告型(広告主から出稿料を徴収、バナー等)
  • 販促型(販売を促進する、アフィリエイト等)
  • エスクロー型(情報発信者と受益者のマッチングのトランザクションに手数料課金)
  • DB型(消費者が発信する情報をDB化しサービスとして提供)

必要となる主な手法は

  • タグ(サービス横断的に利用するため)
  • APIの公開(オープンな利用環境提供による市場全体の拡大)
  • インタフェースのリッチ化(ユーザのストレスを徹底軽減)
  • プロファイルとターゲティング(行動/属性分析によるセグメント配信)

主な技術は

  • 検索(単語だけでなく文脈の意味解析により広告を出す)
  • 協調フィルタリング(レコメンデーション・エンジン)
  • AjaxJavaScript
  • ログ解析(「効果的」と言われる口コミの効果測定のため)


新blogサービスプロジェクト→コンセプト
「PRAC(Personal Reviews (and) awaken Communities) is your best PRACtice」とし、現在のブログと違うポジションのブログを目指す。


4.ネットエイジグループWeb 2.0ビジネスへの布石
(株式会社 ネットエイジグループ)
マッチング・エンジンによってCGMにより大量に生まれたロングテール・コンテンツへ広告を提供するビジネスを展開。また、VCとして様々な分野のベンチャーを育成。IPO資本力のある大企業に買収されるexitを狙う。
スピンアウトした会社/出資会社のサービス事例


5.いまこれが熱い 米国のWeb 2.0サービス:パネルディスカッション
■モデレータ 渡辺聡事務所代表 渡辺聡氏
■パネラー1 データセクション(株) 代表取締役 橋本大也氏
講演資料のpdfファイル

Web 2.0の特徴

  • 創発的デベロップメント(「はてな」のエンジニアが合宿でサービス造っちゃう、みたいな)
  • 芸術的プロダクション(Perpetualβを支えるのはアブダクション*1
  • 互恵的オープンネス(「分かち合い」の受益が「囲い込み」による総取りを超えるモデル)

Web 2.0ビジネス成功の鍵=「情報を引き出すこと」を支援する仕組みづくり

  • ユーザが自己から引き出す仕組み
  • ユーザが他者から引き出す仕組み
  • ユーザが記録から引き出す仕組み
  • 記録からメタ記録を引き出す仕組み=セマンティックWeb的なサービス


■パネラー2 ウノウ(株) 代表取締役 山田進太朗氏
ネット黎明期のユーザ価値:早い/安い/美味い。単なる便利。
2006年現在のネットの価値:楽しい/知的刺激、みたいな。
Linden Lab.MMOG「Second Life」を見ろよ、60万人が「住んで」、毎月8億円が「取り引き」されているんだぜ。


■パネラー3 (株)富士通総研 経済研究所上級研究員 湯川坑氏
講演内容1
講演内容2
Web 2.0とずれた時間軸:現在Web 2.0的に語られている現象は、90年代のエポックメーキングないくつかの著書の中で既に予言されていたものが時間がずれて発現してきたもの、とも言える。
1995:Being Digital
1998:New Rules for the New Economy (ニューエコノミー 勝者の条件)
1999:Blown to Bits (ネット資本主義の企業戦略)
Web 2.0とは「本来の姿を現しつつあるインターネット」と言えまいか
クラウドソーシング=「群衆の叡知」を利用し価値を創出する行為*2
企業の競争力の源泉である「叡智が社内にないかもしれない」という衝撃
マチュア/プロの境はほとんど意味をなさない
本格的“Power to the People*3時代到来の予感


6.Web 2.0時代におけるマイクロソフトの戦略 〜Windows Live〜
今回の参加企業の中で最も「Web 1.0的な」マイクロソフトの講演は、潮が引くように見事に閑古鳥でした。多分3割ぐらいしか残っていなかったよなぁ。

 

*1:「技術プッシュ」でも「市場プル」でもない「需要喚起/創造モデル」

*2:2006.6にWiredに掲載された同誌編集者Jeff Howeの記事The Rise of Crowdsourcingより
Wisdom of Crowds”× Outsoucing = Crowdsourcing

*3:Say we want a revolution
We better get it on right away
Well you get on your feet and into the street, singing
Power to the people!
Power to the people right on!
by John Lennon 1971