souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

ある仮説

俺が駆け出しのペーペーだった頃、当時の課長や部長に楯突く時は、何て言ったっけかな。ちょっと思い出してみる。

  • 俺には先輩社員にない「感性」があります。経験も大切ですが、「若さからしか発想できない感性」を買って頂けないですか。
  • 俺には誰にも負けない「熱意」があります。他人より劣るトコロは、どんな手段を遣ってでもやり遂げますから使って頂けないでしょうか。

だいたいこんな意味のことを、時にはピンで、時には合わせ技で主張した気がする。


今も、改めて思う。
経験のない若手が仕事を任せてもらうための究極の言い訳は、この2つしかありえないんじゃないのか?


安定成長期の当時、新入社員は、品質のよい先輩社員の働き振りを黙って「盗め」と言われたものだ。新入社員に仕事を任せずともよかった事情が、いろいろあっただろう。イノベーション自体が求められなかった情勢も含め。


でもそれが面白くなかった俺は、積極的に仕事を「盗りに」行った。つまりは、かなりシバシバ、諸先輩たちに楯突いていたわけだ。


失敗しても責任があまり発生しないような仕事。先輩に任せなくても新入りに軽〜く任せられる仕事。呑み会やレクの企画から始まって、簡単なQC活動の実践など、最初は、本当にどーでもいいことを何とか頂戴し、それを誰よりも手際よくサッサと片付けていち早く報告することによって、徐々に信頼を勝ち得て行った。そういう業務行動を継続し、信頼を積み重ねるうち、いつしか課長や部長も「あ、この訳のわからん新しいシゴトをsouxouquitに振るか」と、もう少しマトモな業務を任せてくれるようになった。そんな噂を聞きつけてか最後には、人事育成担当も、若手では俺を初めて配属した部署をその後の若手の登竜門にしたりもしたもんだ。つまり、俺は進んでモルモットを買って出たし、育成側もそれを積極的に利用した。そういう小さいながらイノベーションの実践の輪の中に、俺は進んで身を投じていた。


俺の成長って、そこが原点だった気がする。
誰でもない、俺が提案した仕事。俺が切り開いた仕事。俺が新たに確立した人的コネクション。そういうものにワクワクドキドキしながら会社生活を送っているうちに、今のスキルを習得できたのだと思う。


ところが俺は、今の若手に感性の鋭さも熱意も残念なことにイノベーションへの涸渇感でさえ感じないんだ。


入社後7年も経って、既に若くもなく老化しているのだろうか。
俺の方の感性が、最早鈍ってしまったということなのだろうか。