souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

オシムジャパンの船出は期待いっぱい

2006年ドイツワールドカップでのピッチに立ったのは能活、駒野、坪井、三都主の4人のみ。国際Aマッチデビュー選手が11人もいる。非常にフレッシュなメンバーが「考えながら走るサッカー」をチラリズムしてみせた。特に前半は、トリニダード・トバゴを率いるビム・レイズベルヘン監督も絶賛するほど素晴らしかったね。如何にもオランダ人好みのサッカーが出来ていたと思うよ。うん。


三人の田中が効いていた。
前線で掻き回す達也、右サイドバックでありながら、時折トンでもなく高い位置まで駆け上がる隼磨、高さと読みの鋭さでディフェンスラインに安定感をもたらしていたマルクス闘莉王
それから、ボランチアテネ五輪本大会に出られなかった鈴木啓太*1が、あんなにいいボランチだとは新鮮な驚き。これにガンバの遠藤、千葉の阿部、FC東京の今野あたりが絡んだら、このポジション争いもまた凄く楽しみだなぁ。左サイドの駒野も素晴らしかったよ。これまで三都主で穴だらけだったからね、このサイド。
2-0という結果も申し分ないが、それ以上に嬉しかったのが、内容でさ。特に、後半5分ぐらいの「長谷部、田中達也、山瀬」旧浦和トリオの5連続ダイレクトプレーは鳥肌実だった。俺にとっては、得点シーンより嬉しかったね。


閑話休題
三都主の背番号は3とする。
名波の7番はジュビロでのみ。


ところで、最後トイレに行ってしまったオシム。ますますファンになってしまいました。
俺も不肖ながら、サッカーはバカにはできない「考える」スポーツだと常々主張してきた訳だが、このおじさんは凄い。2005年のナビスコカップPK戦を見ないでロッカーに引っ込んだ時から、タダモノではない雰囲気を感じていたが、改めて確信したね。
記者会見での人を食った発言もよく報じられるが、日本の幼稚なスポーツジャーナリズムもバッサバッサ切って欲しい。「走るサッカー」と言ったって、走ることが必要条件だとしか言っていないのに、あたかも十分条件のように報じるバカさ加減とかさ。
考えて自分で答えを出しなさいという方針はジーコ時代とも殆ど変化は無いが、そのアプローチがホントに変わったね。*2何しろ例の5色ゼッケンの9vs.6ボールキープ練習など、引き出しは豊富。それだけでもワクワクする。凄い!って思う。


この日のオシム語録

  • 結果は出たが内容を考える必要がある。
  • サッカーは90分間が試合時間なのに走れていない。この試合で得た教訓は“走ること”だ。日本人は筋骨隆々でも長身でもないだけに重要な問題。1対1の勝負では不利だしどれだけ走れるかが勝負。
  • 日本のみなさんは本当にサッカーを好きなんだな…ということを、満員のスタンドを見て実感した。この人たちを失望させてはいけないと、改めて考えた。

*1:啓太はアジア予選でこそキャプテンだったが、本大会では何と選から洩れた。

*2:俺が子供に教える時も、「考えろ考えろ」と言うばかりは何も進歩がないので、「考えざるを得ない状況を作り出す練習メニュー」を考えることに腐心してきたもんだ。例えば、同じ「4vs.4のミニゲーム」をひとつとっても、目指す目的別にバリエーションは5パターンぐらいあるんだぜ。