souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

業務経験値の棚卸し

現部署に着任して、3年4ヶ月が経った。
その間、何をしてきたのか、ちょっと棚卸しをしておきたい。
4年生の夏休みの宿題発表である。


2003.4 着任

  • 前職は別の会社。仕事の内容も全く別。つまり、この時点でサービス開発業務に関しては「ズブの素人」だった訳だ。

2003.5 大火事だったセキュリティ・サービスの火消しプロジェクト

  • 着任早々に手がけたのは、完全なトラブルシューティング。そのプロマネを任された、というか、半分買って出た。某セキュリティ・アプリ・ベンダといきなりの丁々発止のネゴ。でもこれでクソ度胸が随分とついたな。

2003.7 VODサービスの高度化方針決定

  • 具体的には、対象ユーザ拡大と認証IDの統一によるユーザ利便向上の2点。実際のところ、前任マネージャが「取り敢えず」リリースしたサービスの、残課題の放置プレー解消プロジェクトであった。地味だが非常に重要なチャレンジ開始。今から思うと、この時期に決断しインプリに着手なければ、大変なことになっていた。大変なことというのはつまり、VODサービスは整理品目(つまり提供中止)に追い込まれTeamSouxouquitは解散お取り潰しだったかも、ということだ。

2003.12 VODサービス高度化の一部実現
2004.3 VODサービス機能追加

  • 著作権保護サービスの新規提供、事業者向け料金回収代行サービスの拡大などを新たに実現。この頃には、コンテンツの売上げが着任当初の30倍に伸びる。瀕死だったVODサービスが漸くスタートラインに立ったと評価され、同時に、TeamSouxouquitの評価も定着し始める。

2004.6 SOHO向けセキュリティ・サービスの新規メニュー追加
2004.6 VODサービス高度化の完全実現

  • 方針決定から1年かけて、対象ユーザ拡大と認証IDの統一によるユーザ利便向上の2点が完成。成果としてはそれなりに大きいが、実際のところは「12月or3月に実現していなければならなかった貯金の後倒し」に過ぎない。後述するが、この時を境にTeamSouxouquitは「冬の時代」へと突入する。

2004.7 組織整備に伴いボス変更

  • 思えば、このミドルマネージャが癌だった。新しいコトは一切認めない。開発サイドは販売サイドの奴隷。文句言わずに現状の手直しを永遠にやっていてくれ、しかも客の言いなりで。戦略性ゼロ、かと言って馬力もないお公家タイプ、毎日毎日新聞の切り抜きをして、ねぇこんなこと知ってる?と人に自慢するのが楽しみ、そんなお人だった。TeamSouxouquit大迷走のスタート。。。

2004.10 米西海岸N社と「将来の飯の種発掘プロジェクト」発足

  • これは、以前のボスが「斜め」にTeamSouxouquitへ振ってくれた仕事。当初は、テーマも漠としていたし組織改編のゴタゴタの最中だったので、正直「面倒くせぇなぁ何だよ」と思っていたけれど、これがゆくゆくはメイン・テーマ、ど真ん中の検討課題に育っていくのだから分からないものである。

2004.12ぐらいまで サービス高度化企画を提案するが悉く潰される

  • 都合4つぐらい潰されたかな。覚えてねぇや。だって新しいことには一切挑戦しない人なんだもんさ、このミドルマネージャが。

2005.1 広告代理店を使って「VODサービス売上げ向上プロジェクト」に着手

  • 格好つけて書いちゃあいるが、なぁに仕事がないので、チームメンバのスキルの底上げを図ったってことさ。ミドルマネージャが「Souxouquitくんは雲を掴むようなハナシばかり検討していないでちょっとは金儲けに直結するシゴトもしてよ」とニコヤカに嫌味を言うもんだから、当てつけにやった部分もある。それなりに答申を纏めた自負はあるけど、案の定、おクラ入りさせやがった。ボス、どうすりゃ満足なんだよあんたは。

2005.1 渡米、米西海岸N社と本格的にプロジェクトを協働検討

  • CES@Vegasとシリコンバレーで、気になるベンチャーたちとミーティングしまくりで、目から鱗落ちまくり。このブログを本格的に書こうと思ったキッカケでもある。前年秋に蒔いた種は、確実に成長していった。この頃には、俺はすっかりこのプロジェクトと心中する気構えが出来ていたように思う、今振り返ると。

2005.3 VODサービスのいくつかの機能追加実現

  • と言っても、ダウンロード型コンテンツ配信要望への対応や運用/ユーザ利便向上に資する機能改善を実現するものの、小物小物。はっきり言ってお茶濁し。

2005.3 社内で鳴り物入りで始まったプロジェクトにアサインされる

  • TeamSouxouquitはコンセプトワークから参画し、連休前にはキッチリ固めましたよ。いざインプリへ移行しようという段になって、企画立案脳力も業務推進能力もないスタンドプレー大好き目立ちたがり部長の玩具になっていったのね。その頃のTeamSouxouquitのモチベーションの無さったら、それはそれは酷いものでしたよ。当時の幹部は誰一人その部長の暴走を止められず、結局ユーザに見向きもされない出来損ないのツールを高いコストで開発しただけ。俺は、この「泥の船」からチームメンバを一人づつ救助し、夏までに実質完全撤退を完了。思えば、ここで部下の何人かを人質に捕られていたら、その後のチーム運営も危うかった。

2005.5 順調と思われたN社とのプロジェクトが突如取締役に取り締まられる

  • 青天の霹靂。この取締役が基本的に自前開発主義だったのと、過度に米国のコンサルが胡散臭いという感覚を持ったこと、あと、後述するグループフォーメーション上の業務範囲議論がその理由だろうと思う。今や想像するしかないのだけれど。何故なら彼は1年後(2006.6)に解任されたからだ。更迭だったという噂も聞く。

2005.6 VODサービスにおける、コンテンツの売上げが着任当初の100倍に伸びる
2005.7 実質成果の出なかった(というかシゴトを止められていた)組織から古巣に復帰

  • 早速1年前に止められた企画のうちの一つ、新規認証ID基盤の開発に着手。

2005.12 何故かN社プロジェクトの復活を取締役が承認

  • これには伏線がある。極めて不透明だった弊社グループ内の役割分担に、この頃一定の目処がたち始めたのだ。夏頃は、「折角古巣に復帰してさぁこれからバリバリやるぞと意気込んだのがどっと疲弊した」ものだったが、再開したからよしとしよう。俺って寛大だなぁ。

2006.2 N社プロジェクト推進のためふたたび渡米
2006.3 VODサービスの事業者向け新インタフェース追加
2006.3 新規認証ID基盤の開発が完了

  • 結局この機能も、構想から実現まで1年半程かかっちまった。でも、当該基盤機能は確実に時代の要請に合致している。実を言うと、これもギリギリの実現だった。正直危なかった。これ以上遅れたら、会社の投資環境から言って実現は難しかったタイミングだし、現にお公家新聞切り抜き野郎が最後までリリースに抵抗した。彼のおかげでリリースが1ヶ月は延期された。彼はその後更迭された。経営会議で承認されたものを「俺は聞いていないぞ!」と大暴れして器の小ささを露呈したのがその理由かどうかは、俺の与り知るところではない。

2006.6 N社のプロジェクトがデモを幹部向けに披露

  • デモは大成功。副社長までお墨付きを貰う。1年前にストップをかけた取締役は退任が決まっており、波風を立てずに大人しくしてた。それはラッキーだった。

2006.7 向こう1年のN社との開発プロジェクトにすんなりゴーサイン

  • ボスがまた変わるも、この新ボス、更迭されたマネージャたちとは比べ物にならない切れ者。おかげで、これまで隅っこでミチミチ検討していた「日陰者プロジェクト」はお天道様の下ど真ん中で衆人の注目を浴びる存在になってしまった、少なくとも社内的には。TeamSouxouquitは「絶対に失敗できないプロジェクト」と正面で向き合い、取り組むしかない。それ以外の選択肢はもはや残されていない。


こうしてみると、シゴトが無く干されている間も脳みそ使っていたり、逆にゴリゴリとインプリに邁進しなければならない時期とちょうど斑になったりして、いい感じに過ごして来たとも言える。つまり、それなりのパフォーマンス・レベルを保ちながら、同時にスキルアップも図ってきたと言うことだ。まぁ、そうでも思っていないとヤッてられないトコロは半分あるけどね。


すべては、これから1年のために。
すべては、この会社に入って俺が手がけたものの中で一番大きなプロジェクトの成就のために。
そんな気すらしてくる。


これを止めようってヤツが居たら、俺は、そいつを黙って刺すだろう。
最早、迎合して順調な出世に腐心することは、とうの昔に諦めた身だ。この業務機会を失うとしたら、俺には何も残らない。
俺が本気になったら、結構やるぜ。