souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

準決勝 イタリア 2-0(延長2-0) ドイツ @ドルトムント・ヴェストファーレンシュタディオン

大移動の日だった。
まず、ブレーメンデュッセルドルフ、これが所要時間 2h40mぐらい。デュッセルドルフのホテルに一旦荷物を置いて、ドルトムントへ引き返す。この所要時間が1h弱。試合終了後に、再びデュッセルドルフへ戻り、取り敢えず寝る。
何でこんな変テコな旅程になったかと言うと。。。
そもそも、独逸行きの最終決心を固めたのも、この日と翌日の準決勝2試合の切符が手に入ったからでありまして。
でも試合日程はどうにもならない。問題は連日の試合会場間の移動であった。

この2都市間はICE*1を使っても最短で5h50mかかる。つまり、現実的な移動手段は飛行機である、ということだ。フライト時間はたったの1h10m。東京→札幌ぐらいの感じだろうか。
で、エアーを予約しようと思ったら、これが一杯なんだな。予約したのは連休中だったけど、J○Bで訊いたら、デュッセルドルフミュンヘンなら1席だけあります。でも朝一番のフライトですけどねあはは、と言う返事である。で、問題は「如何にして『デュッセルドルフ 7/5 9:30!発 Lufthansa833便 ミュンヘン行き』に乗れるか」ということに帰着し、試合終了後は無理してでもデュッセルドルフに入っておかねばということで、かく旅程となったのだよ。試合が延長になったもんだから、宿に到着したのは結局2amでしたよ。ちなみに翌日は6am起きでしたね。あはは。


で、肝心の試合のレポートを。
ドイツは、もの凄い声援に後押しされて、試合開始早々エンジン全開でイタリアに襲いかかる。ほんとに鼓膜がビリビリする程の声援。でもね、そんなに飛ばしちゃ駄目じゃないの? 前の試合も延長PKまで戦ったんでしょ、スタミナ切れになるのは目に見えているよ。一方のイタリアと言えば、まずはシッカリ守備から入る体制。ルカ・トニとトッティのみを残し、狙うのは「縦一本」、速攻ばかりで攻めに手数をかけない。8人が連携して、決して守備網を崩さない。ボールポゼッションが低かろうと、それはイタリアのペース。となりで観戦していたイタリア人も盛んに“カテナチオ”を連発していた。彼らの眼には、勝ちパターンの試合の進め方がよく見えていたんだろう。
で案の定、後半にはドイツの攻めの鋭さが消え、特に延長に入るとミスが目立ってきた。こうなると、「決定的なミス」で試合が決まりそうな雰囲気。イタリアはPKにしたくないよな、ブッフォンは確かにいいGKだけど、敵のGKレーマンは準々決勝でアルゼンチンにPK勝ちしてノリノリだしな、それにイタリアって大舞台のPKは弱いからな。そんなことを考えていた終了間際、試合巧者ぶりを遺憾なく発揮しイタリアがゴールを掠め取った! 痺れる! サイコー! 思い出すだけでも興奮が甦る。何て美しくて残酷なサッカーの女神様。ね。俺の予想がドンピシャでしょ。
イタリアは、ピルロが目立っていたなぁ。無論、デフェンシブな戦い方で球に多くからむからだけど、全体に引き気味でボランチの位置からゲームを作ることが多かったのもその一因だろう。彼はイタリアに無二の存在だな。
予測どおり、ドイツはベスト4で姿を消した。クリンスマンもFWだからね、根がオフェンスの人なのだろうよ。イタリア相手には、その楽観的前向きさも強運も通じなかった、というところか。


こうなると暴動が起きそうで、ホント怖かった。
スタジアムではアズーリ*2な格好で応援していた俺も、デルピエロのダメ押し点が決まる前には席を立って、速攻帰ったもん。勿論スタジアムを出たとたんシャツを着替えてUバーン*3に乗りこんだよ。それでもドルトムントのDBの駅はオッカナイ雰囲気だったけどね。
でも、ファイナリストに相応しいイタリアが勝ち抜けて、蹴球的興味から言うと、純粋に、至福の準決勝であった。荒れて大騒ぎしているドイツ人の傍らで、俺はザマーミロと心にガッツポーズを繰り返していた。
一生忘れないだろうな、この試合は。
【写真】 フォルツァ・イターリァな3人

*1:Inter City Express 都市間超特急

*2:「青」=イタリアのチームカラー

*3:地下鉄のことね