souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

SydneyF.C. 2-1 Al Ahly

カズの引退試合か?という盛り上がりの中始まった「5位決定戦」。前半のボール・ポゼッションはアルアハリが60%、トップに球が収まらないシドニーは、中盤を支配できない。シドニーに点が入るとしたらセットプレーからだな、ドワィト・ヨークのヘディングいいからな、と思った35分だった。右コーナー付近のFKをヨークが綺麗に頭で合わせて先制点を叩き込む。シドニーでこそボランチの位置でプレーしているが、伊達にマンチェスター・ユナイテッドの全盛期を支えたFWではない。一瞬の隙をシドニーが突き、前半終了。。。
と思いきや、タイムアップ寸前の45分、ハーフウェイライン付近で味方への横パスをカットされたシドニーは、アルアハリの矢のようなカウンターを喰らい、たちまち同点にされてしまった。これだから中東のチームは抜け目なく、怖い。
後半はシドニーの中盤の運動量が目に見えて増え、中盤は互角の様相を呈してきた。アルアハリも時折鋭いカウンターを繰り出すが、決定機を悉く外してしまう。こうなると流れはシドニーへ傾く。後半20分過ぎ、ペナルティーエリア内でダイアゴナルにパスを受けたFWカーニーが、GKをかわし、左から角度のないところをゴールへ落ち着いて流し込んだ。結局その後のアルアハリの猛攻を凌いだシドニーがしぶとく勝利をものにした。両者のいいところが出たこれまた好ゲームであった。
カズの動きは、ここ最近では一番良いように見えた。元々スピードで勝負するタイプではないし、往年のキレこそないが、こういう「大一番」では存在感があった。若手の多いチームの中で、精神的な支柱になっているのは、傍目からでも明らかだった。楽しそうにプレーする彼の姿を見て、98年の仏W杯を思い出さざるを得なかった。これで彼もツキモノが落ちるだろう。W杯の代表に今更呼ばれる可能性は少ない。エクスレバンに置いてきた彼の魂も、言い方は悪いが、成仏するだろうと思う。酷い!とファンの方々にはお叱りを受けるかもしれないが、フットボーラーの彼にとっては、とても有意義で、きっと今後の彼の人生にも貴重な体験だったろう。ごくろうさま。カズ。