souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

Al Ittihad 1-0 Al Ahly

実は、とあるルートからチケットが廻ってきたのだ。要するに、盛り上がっていないのね。開会式でChemistryを呼ぼうと、独逸W杯チケットが当たる!と躍起になって煽ろうと。
考えてみれば“European South American Cup”だった昨年までは、FIFA主催の大会ではなく、電通トヨタが欧州と南米王者を勝手に招聘して開催している、「世界一有名なプライベート大会」だった訳だ。それが今回、川淵キャプテンブラッターがオープニング・セレモニーを務める「FIFAお墨付きの国際大会」となって新装開店した。しかも(少なくとも俺が知る限り)FIFAが主催している「クラブチームの選手権」は、他に、ない。FIFAは言わずもがな、今年と来年のホストを務めることが決定しているJFAとしても、是が非でも成功させなければならない大会なのである。


という訳で、長男と長男の中学のサッカー部の友達をゾロゾロ連れて、雪の舞う国立霞ヶ丘競技場へ出かけたのである。
試合内容は、激しい激しい!得点機こそ少ないものの、中盤での潰しあい、球際での競り合いは、迫力十分。両国とも、アフリカ人とアラブ人の混じった身体能力+技巧系のサッカーで、言わば「似たモノ同士」。中盤を制する者が勝つ、と肌身で感じているのだろう。FIFAのwebsiteにもアルイティハドがアルアハリとの“アラブ・ダービー”を征するとある。両者の、相手を削る音が聞こえてきそうな、それはそれは、厳しい凌ぎ合いであった。
前半はなかなかゲームが作れなかったアルイティハドだが、時折鋭いカウンターを繰り出していた。「これは身体が温まったら面白くなるかも」と予想したのだが、案の定、後半には形勢が逆転した。中盤を制したアルイティハドに押し込まれ、アルアハリのサイドからの攻めが、すっかりなくなってしまった。決勝点自体はアルアハリGKの単純なミスだが、サイドアタックを忘れてしまったアルアハリには同点ゴールを陥れる力は最早なかった。
しかし、得点の少なさはともかくとして、俺は、チカラの入ったぶつかり合いに結構満足していた。今大会中最も人気のないカードと言いつつ、そのレベルはやはり本物だ。大陸の王者の戦いにはそれなりの風格が漂い、緊迫感のある、いい試合だった。惜しむらくは、俺たち同様「招待チケット」で来ている連中(特に礼儀を知らない小学生のガキども)が試合そっちのけで騒いでおり、もう少し静かに観たかったな。咎めようともしない引率のバカな親どもにも呆れるね。折角「世界レベル」の試合に触れる絶好の機会だと言うのに。でも馬鹿に馬鹿といっても始まらないか。