souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

UEFA Champion League Final は壮絶な名勝負だった

欧州チャンピオンズリーグの優勝は、伏兵リバプール
先制したのはミラン。試合開始1分に、FKからマルディーニがネットを揺らし、ゴールラッシュの始まり始まり。その時点で「大変な試合かも」と予感させる。その後ミランが中盤を圧倒的に制圧し、前半39分、右へ流れたシェフチェンコからのセンタリングを、クレスポが絶妙の「消える動き」で押し込み追加点。1分後にはカカーの超ロング・スルーパスクレスポが抜け出し、GKの脇を抜く冷静なシュート。3-0でハーフタイム。
このままミランのペースでズルズルと大味な試合になっちまうのか?と思った後半、リバプールはキッチリ中盤を修正してきた。眼に見えてミッドフィールドのボール・ポゼッションが上がるリバプール。効果的なサイドからの速いセンタリングにミランDF陣が対応できなく綻んできたな、と思っていた後半9分、ジェラードが左からのクロスをヘッドで右サイドネットに叩き込み、ここからリバプールの猛烈な反撃が始まった。色めきたつリバプールファン。その2分後には、シュミチェルがボックス外から強烈なミドルを左サイドネットに突き刺し追加点。You'll Never Walk Aloneの大合唱を背に、押せ押せのリバプール。15分には、一度はジーダに弾かれながらもシャビ・アロンソがPKを決め、わずか6分の間に試合を振り出しに戻した。何という集中力。
3-3でその後延長まで推移したのは、この戦いのレベルの高さを物語っている。下手にリスクを負って攻め過ぎると、鋭いカウンターの相手にやられる。スコアレスでここまで来たのではない。現に、相手の鋭さは身をもって体験しているのだ。我慢比べと相手に自由にやらせない集中力の途切れないハイレベルの戦いであった。
PKの結果は、結果であって、それ自体に蹴球的意味合いは無い。しかし、「勝利の女神」の気紛れと言うが、ここまで残酷だとは!サッカーって、何て恐ろしくも美しいんだろう。


5月25日
トルコ・イスタンブール アタチュルク・オリンピックスタジアム

ACミラン(ITA)3-3 リバプール(ENG)
PK戦3-2でリバプールは21年ぶり5回目の優勝
得点【ミ】マルディーニ(1) クレスポ(39、40)
  【リ】ジェラード(54) シュミチェル(56) シャビ・アロンソ(60)
PK【ミ】セルジーニョ(×) ピルロ(×) トマソン(○) カカー(○) シェフチェンコ(×)
  【リ】ハマン(○) シセ(○) リーセ(×) シュミチェル(○)

ACミラン
GK:ジーダ
DF:カフーネスタ、スタム、マルディーニ
MF:ガットゥーゾ(ルイ・コスタ 112分)、ピルロ、カカー、セードルフ(セルジーニョ 86分)
FW:クレスポ(トマソン 85分)、シェフチェンコ

リバプール
GK:デク
DF:フィナン(ハマン 46分)、キャラガー、ヒーピア、トラオレ
MF:ルイス・ガルシア、ジェラード、シャビ・アロンソ、リーセ、キューエル(シュミチェル 23分)
FW:バロシュ(シセ 85分)

アンチェロッティ監督(ミラン)の談話
我々は6分間の精神錯乱に陥ってしまった。その後は120分までプレーを続けて耐え抜いたことを考えると、あの6分間は全く説明がつかない。とても残念だし悔しく思うが、これがサッカーだ。