souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

「正」FWと「副」FW

敗戦の直接要因を探るなら、これは誰がどう見ても、川口ヨシカツのミス、である。あの緩慢なプレーのおかげで、彼が代表の正GKに相応しくないことがハッキリした。それでも本番(バーレーン戦)で彼を使うようなことがあれば、俺はジーコ擁護派の立場をキッパリ辞めるだろう。


それは兎も角、本当に問題にしたいのは、オフェンスのハナシである。
FWの動きに得点の匂いがしないこと。これこそが深刻に捉えるべき問題だ。


俺は常々、「2トップ(FW)には正副の2タイプがある」論を各地で展開している(物議も醸すのだけど)。この論とは、つまりはこういうことだ。

  • 立っているだけで怖い、ましてや走ると何をするか判らない「威圧的な空気」をフィールド上でプンプン発散できるのは、「正」FWのみである
  • 「正」FWの周りを衛星のようにクルクル廻ったり、「正」FWに気持ちよくかつ成功確率の高いプレーしてもらうために、あらゆるエネルギーと知恵を使うサポート役が「副」FWである

悲しいことに、この正副は、取替えが効かない(正確に言えば、時間をかけて「副」が「正」に化けたりすることはあっても、ある時点を瞬間で捉えると、「正」は「正」、「副」は「副」なのである)。そして厳しいことに、「副」は何人集めても「副」であり、5千円札を2枚重ねて1万円ね、という訳にはいかないのである。
それでは、この試合での3人のFWはどうだったか。
鈴木はどう考えても「副」である。楔を受けるのに完全に自陣に身体を向け、いいとこファールを誘ってFKを得る、というのは、申し訳ないが「副」である。相手DFは彼を「怖い」プレーヤーとは決して思わないだろう。
玉田は豊富な運動量で前線をかき混ぜる貴重な選手だが、一時期のような爆発的で強引なシュートへの執着が最近感じられない。
大黒は、天性のボディシェイプの良さや、蹴球に対する取組み(つまりかなり賢い選手ということね)など「正」FWに化ける大いなる可能性は感じさせるものの、未だ経験不足で完成されていない。
つまり、何れも「副」FWなんである。

それじゃあ、現代表候補では誰が「正」FWなのか。


結論から言うと、高原と久保である。
この2人が間に合わないと、非常に苦しい。特に「地獄のアウェイ2連戦」。なんとかしてもらいたい。


もし無理なら...
FWの力量不足を所謂欧州組に担わせる、という大博打をジーコが打てるだろうか。つまり中田ヒデをセカンドストライカーとして起用しつつ小野や俊輔を中盤の縦軸に使うとか。

何れにせよ、5/27のUAE戦@国立でハッキリするだろう。