souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

Chick Corea Elektric Band

久々の野音である。また、92年6月のAkoustic Band以来、久々のチックコリアである。今回は、大好きなベースのジョン・パティトゥッチがツアーに同行できなかったようで残念だが、他は20年近くお馴染みのメンバーである。
第1部。新譜asin:B0007OE2OOで固めた。まだ聴いていないから、いまいちピンとこないが、アコースティックなナンバーもあり(ギャンバレおじさんがアコギ弾いているのを初めて見た)、バラエティに富んだ構成。たっぷり1h以上演ったかなぁ。
第2部。アイ・オブ・ザ・ビホルダーあたりの旧譜からのナンバー。でもやっぱり最後は"Spain"なのね、と思ってしまった。ところで途中「次の曲はC.T.A.つまり"Chicago Transit Authority"のことです」ってチックが紹介した曲は、ペイント・ザ・ワールドに収録されていたけれど、調べたら、古くはマイルスやコルトレーンにも取り上げられているハードバップの名曲らしい。ブラス・ロック・グループシカゴファーストアルバムのタイトル=Chicago Transit Authority と同じなのは、何か関係あるのかな? 余談だけど。


80年代半ば、チックはエレクトリックを極めようと初代Elektric Bandをスタートさせた。その反動からか、80年代の終わりから平行してAkoustic Bandによってピアノトリオの可能性も追求し始めた。しかもElektric Bandの若いリズム隊をそのまま起用して、である。このAkoustic Bandは熱狂的に受け入れられた。かく言う俺も完全に「打ちのめされた」一人。ちょっとフュージョンに浮気していただけさあはは、というチックの高笑いが聞こえてきそうな、爽快なショックであった。
今回、はっきりした。還暦を過ぎたチック爺は、このバンドに骨を埋めるつもりだ。アコースティックもエレクトリックもロックっぽいのもラテンも、「何でもござれ」のごった煮。最後まで弾かなかったショルダーキーボードも、気が向かなかったから出番がなかっただけ。アンコールも何回やるのか決めてなかったみたい。すべては気の向くまま。チックに凄まじい集中と執念の塊、つまり、Akoustic Bandの熱狂を再度期待するのは、きっと無理な相談なのだろう。


やっぱり、チックはチック。マイルスには成れなかったな。