souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

黒澤 明

★★★★★最高傑作 これぞ映画! 羅生門 七人の侍 隠し砦の三悪人
★★★★☆素晴らしい また観たい 白痴 野良犬 悪い奴ほどよく眠る 生きる 用心棒
★★★☆☆並 積極的には観ないな デルス・ウザーラ 酔いどれ天使 素晴らしき日曜日 わが青春に悔いなし
★★☆☆☆多分もう観ないかも どん底 天国と地獄 蜘蛛巣城 どですかでん 八月の狂詩曲 まあだだよ
★☆☆☆☆観るに値しない 最低 姿三四郎 続姿三四郎 椿三十郎 夢 虎の尾を踏む男達 赤ひげ 乱 影武者 生きものの記録
番外 観ていない 一番美しく 静かなる決闘 醜聞
世界のクロサワに対し、こぉんなカラい評価でいいのだろうか?と自分でも思う。
でもね、この作家は好き嫌いをハッキリ選ばせる人ですよ。それだけプロフェッショナリズムに徹しているということですね。
やれ大作主義だ、やれヒューマニズムだと世間では評価されていますが、単純に言ってこの人はエンターティナーなんだと思う。
徹底的に映像で楽しませる。楽しませるためには、台本もセットもエキストラも美術も役者もカメラも何もかも最高水準で完璧に計算されていなくてはいけない。
本物よりもホンモノらしく。
だから完璧主義。
だからクロサワ天皇


七人の侍隠し砦の三悪人の2作は、エンタテイメント性で突出しているので、文句なく★5つ。


羅生門は、芸術性とでも言おうか、人間の内部描写をここまで表現できるのだという点で傑出している。原作は芥川龍之介の「藪の中」だが、文庫本で10ページ程の短編、しかも幽霊の独白なんですよ。こんな本、普通に考えたら映画にできない、しようとさえ思わない。
この映画の凄さは、元来エンタテイメントメディアであった映画が、制約なく芸術を表現できるメディアとして最初に成熟に達した金字塔、ということなのだろう。
しっかり心理描写しながら時間が前後する驚異の脚本、豪雨のオープニング、ギラつく太陽を直接とらえたカメラワーク、三船と京の鬼気迫る演技。何処をとっても最高。
伊達にヴェネツィアの金獅子ではない。