souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

TAKS結成

そんなこんなで発足したTAKSだったが、よくよくハナシを聞いてみると、おいらだけがちょっと違っていた。
違うと言っても別に「アタマがおかしい」だとか「人に言えぬ暗い過去を持っている」というのではないのだけれど。


「The Wise Guys」で長いことやってきたKuwabaraとTachikawaの息が合うのは当然としても、Aevaも含め、TAKSの他の3人は高校から大学まで同窓、ずっと一緒にツルんでいた悪達だったのだ。「The Wise Guys」ではヴォーカルをつとめていたTachikawaにしても、ベースを弾かないバンドは「The Wise Guys」だけで、別のバンドではAevaともリズム隊を組んだこともあるという。
スーパーバンドではあったが、何のことはない「いつもの3人+拾ってきたヴォーカル1人」だったという訳だ。


バンド浪人中で久方ぶりに雇われたおいらとしては、ちょっとビビった。
ノリが違うってのは辛いぞ。こりゃあ、よっぽどココロシテかからなきゃ奴らのアンサンブルに負けちまう。・・・(中略、この間イロイロ考えている)・・・まさかメタルやろうなんてハナシにならねぇだろうな、おいらギャオス声(Rプラント@移民の歌)出ねぇぞ。などなど。


またそこへ来て、追い討ちをかけるようにKuwabaraの一言。
えっ?ギターとかキーボードとか、楽器弾かずにヴォーカルだけ?手持ち無沙汰でない?

何言ってるんだ、ヴォーカルってぇもんはそんなに簡単じゃねぇぞ。
おいらだってヴォーカル一筋、精進してんだ。そうやって楽器の添え物にしてるから、ヴォーカルがいつまでたってもバンドの主役になれねぇんだよ。ぶつぶつ。


おまけに、とりあえず合わせようって課題になったのが、ビートルズはいいとしても、何とパンク。
パンクなんて演ったことはおろか、ろくすっぽ聴いたことすらなかった。
さてどうするか。


聴いてみて思った。
なあんだ、ピッチはゆるゆるじゃねぁか。
リズムも速いだけでシンプルだし、スピード感を殺さないようにタイトに歌詞を乗っけて、シャウトを交えてメリハリつけてやれば、何とかなりそうだな。
唯一の問題はカツゼツだな。おいら滑舌*悪いからな。
それからは練習しましたよ、えぇ。英語ですけどね、ポールウェラーになりきってジャムの歌詞を何回もね。
2000年5月20日深夜、そうして始まったTAKSの初練習。はたして、おいらの評価はどうだったのか? 恐くて未だにメンバーには聞いていない。しかし、結果は、「いつもの3人」が「おバカ4人組」にパワーアップしたというだけのハナシだ。
日付が変わった21日未明、池袋のスタジオそばのファミレスでのことである。


TAKSはやはりスーパーバンドなのである。


【注】*滑舌(かつぜつ):舌の「噛み」がなく文字どおり滑らかにしゃべる能力のこと。
役者やアナウンサーなどがよく早口言葉を練習してますね、「あおまきがみ・・」とか。あれが滑舌の訓練です。