souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

TAKSなれそめ

Kuwabaraとは会社が同期で、ギターを抱えながら寝るのが趣味、というまことしやかなウワサが同期の連中の間で常識となっていた「変なヤツ」だった。どんなヤツだろう、と思っていたら、たまたま99年においらの職場に引っ越して来やがった。
こやつ、なかなかの寂しがり屋で、ライブハウスへ一緒に行ったりカラオケに行ったり、お互いに職場のストレス発散の小爆発、すなわち、ロック的解釈による止揚行為に付き合い付き合わされて、という仲であった。


実際にギターを弾くKuwabaraを見たのは、「The Wise Guys」って言う奴のバンドのライブを見に行った時の事。2000年3月11日の土曜日、若者で溢れかえる原宿のライブハウス Los Angelsであった。
この「The Wise Guys」ってのは、見た目賢くなさそうな4人の野郎が歌もののポップロックを演っているバンドで、当時バンド失業中だったおいらは随分と羨ましい気持ちで眺めていたものだ。


実は「The Wise Guys」その中に、Tachikawaも居た。
しかし「The Wise Guys」では、Tachikawaはベースを弾いていなかった。何とヴォーカルであった。
ベースはおろか楽器には触りもしない「立ちんぼ」リードヴォーカル。
奇怪なマントに身を包み、腰まで伸びるヅラを帽子の中にかぶり、異様なマスクをして登場したTachikawaは、正真正銘バンドのフロントマンだった。


おいらにとっては、この3月11日は、運命の日、みたいなものだ。何たって、TAKSのメンバーに出会えた日なのだから。
ところが運命はこれだけに終わらない。何と何と、その場にAevaも居たのだ。対バン「イボース」のドラマーとして。


「イボース」は、ギターとベースが兄弟のパンクトリオで、「The Wise Guys」がトリをつとめるその日、トリ前に出演していた。
Los Angelsへ着くと、「The Who」の名曲、「My Generation」を大爆音で奏でる「イボース」の中で、タイトなリズムでバンドを引っ張るAevaのドラムスが鉄芯のように音を制御していた。


あのAevaの個性的な音が、おいらをいっぺんで虜にした。


よく覚えちゃいないのだが、「The Wise Guys」を見に行ったハズのおいらは、肝心の「The Wise Guys」はそっちのけで「前のバンドのドラマーいいなぁ」とうわ言のように連発していたそうだ。
今だにそのことでKuwabaraは拗ねる。
こうして生まれたTAKSは、やはりスーパーバンドなんである。