souxouquit’s blog

オヤジロッカー souxouquit の蹴音映書網業泉食考♪

デジタルリマスター&新訳版

世界一幸せで、世界一孤独なベルモンド。ショートカットが無茶苦茶可愛いジーン・セバーグ。 ああ何て切ない。 アロンジ・アロンゾ。 時速100キロで破滅に向かう男。破滅に向かう男に恋する女。 君の腰の線。私の運命線。 地獄の季節。複雑な関係。 ああ。何…

ライブ・シネマ・コンサート『2001年宇宙の旅』

何の説明も要るまい。 俺の中のオールタイムベスト映画の「2001年宇宙の旅」。それに生のオーケストラがつく。しかも、あのリゲティの合唱曲も含め、完全再現である。 これを観に行かないことなどありえない! オープニングのツァラツストラで、もう鳥肌モン…

沈まぬ太陽

以前にも触れたが、実際に観る機会を逸していた映画を初めて観た。 JALの安全軽視を告発する、という皮はかぶっているが、何だこれはもっと端的で、どこにでもある人生の物語ではないか。 大企業の内部論理に浸ってこの世の春を謳歌している群像と、ケニアの…

寄生獣

そういえば10年前からチェックしてなかったわ。 でTVで観たけど、結論としては、あり。 だって、そもそも表現媒体が違うんだし、原作が発表されてから時代もだいぶ変わってしまったんだし。 続編にも期待したい。

NYMPH()MANIAC

★★★★☆素晴らしい また観たい 先月に続きVol.2鑑賞。 ショッキングな結末だったなぁ。 いや、実に楽しい映画ではあったんだよ。 性的接触なしにオーガズムを感じる画の美しさ。 「私はニンフォマニアよ! あなた方とは違うわ。そしてそういう自分が好き!」と…

NYMPH()MANIAC

★★★★☆素晴らしい また観たい いや実にいいんだ。 センセーショナルなタイトルや予告編やフライヤーなんかに騙されず素のままに鑑賞すると、実に哲学的で(フィボナッチ数列なんかも出てきて時に数学的で)ユーモラスで、楽しくすらある映画だった。 人騒がせ…

ゴジラ

★★★★☆素晴らしい また観たい 今年は第1作「ゴジラ」の公開からちょうど60周年にあたり、TVでも旧作を盛んに上映している。そこへ来て、通算30作目という節目の作品が夏休みに合わせて公開された。 98年のエメリッヒ版ゴジラが「イグアナ野郎」とか散々酷評さ…

GRAVITY

★★★★★ 最高傑作 これぞ映画! 登場人物は、2人。のっけから説明もなくスペース=宇宙に放り出される。とてつもない映像体験をしてしまった。 素晴らしい。最高の1本だ。 絶対大きなスクリーンで観るべき。できれば3Dで。 SF映画の系譜で語るなら、2013年宇宙…

風立ちぬ

★★★★★ 最高傑作 これぞ映画! 久しぶりに宮崎アニメを劇場で観た。 これは、何だ? 72歳の宮崎駿が、初めて実在の人物をモチーフにした。 しかも、ギミックなし、直球ストレートである。 閉塞している時代の仕事に賭ける男の生き様を切り取った、まるでプロ…

異人たちとの夏

★★★★☆素晴らしい また観たい 山田太一の原作を読んだのは、もう何年前だろう。俺この手に弱いんだよね。プロット自体もうホロッとさせる感じなんだけど、監督がまた大林宣彦でしょう。もう、日本人の琴線に触れまくり、という作りになっちゃっている訳です。…

うちのかみさんがね

ピーター・フォークが死んだ。 彼のアルツハイマーは有名な話で、晩年は自分がコロンボを演じたことも分からなくなっていたという。 それにしても、心が痛む。 従来の「推理モノ」でない、既知の犯人のトリックを暴いていくタイプのサスペンスを確立した「コ…

音楽の時間byリリパットアーミーII@ザ・スズナリ

未曽有の惨劇から一夜明け。果たして今日は幕が開くのか。そんなことを気にして問い合わせてみると。。。 何と昨晩のソワレも、来れなかった一人の役者に代役を立てて敢行したんだそうだ。 全員の安全が確認出来ればどんなに客が少なくても幕を開ける、とい…

相棒-劇場版II

監督:和泉聖治 脚本:戸田山雅司 出演:水谷豊、及川光博、岸部一徳、神保悟志、小西真奈美、小澤征悦、國村隼、宇津井健、石倉三郎、名高達男 ★★★★☆素晴らしい また観たい 前作よりテンポがいい。観客を『相棒』の世界に一気に持っていく感じ。 でもその実…

おまけ。愛麗絲夢遊仙境(Alice in Wonderland)

一度ちゃんと劇場で観たのだけれど、3Dに釣られてキャロル独自の言葉遊びやそのパロディをじっくり味えなかったのね。だから英語の音声と字幕が欲しかったんだけど、SQが誇るビデオオンデマンドシステムは、しかし、中国語のスーパーがデフォルトで消えない…

グリーン・ゾーン

★★★☆☆並 積極的には観ないな イラクには大量破壊兵器は存在しなかった、というお話。 時々あるよね、この手の社会派ドラマ。凡庸な張りボテハリウッド大作に比べれば相当マシだが、肝心の映画的興奮はない。マットデイモンを据えて「ジェイソン・ボーン・シ…

おくりびと

★★★★☆素晴らしい また観たい 内外で高評価だったこの作品。不思議と観る機会に恵まれなかったのだが、観てびっくり。実に感動的ではないか。うっかり涙ぐんでしまった。日本の美しい四季に彩られた死の物語は、そっくりそのまま、生の物語の根幹を形成する。…

アリス・イン・ワンダーランド

★★★★☆素晴らしい また観たい 前売り券を握り締め、観てきましたよ。アリス。 俺は、原作(不思議&鏡)が大好き*1だし、おまけにティムバートンはお気に入りの監督の一人なので、どうしても評価が甘くなっちゃうんだけどね。 世界はもう、マトモではいられな…

黒沢監督のサムライ

ちっとも知らなかったが、黒澤の生誕から今日で100年なんだそうだ。だから、そう。世界中のgoogleもこぞって彼にオマージュを捧げている。 四国新聞にちょっと気になる記事があったので、抜粋する。 彼の映画を見た人の中で、その登場人物たちに魅了されなか…

アリス・イン・ワンダーランド

大学の教養の時、高山宏という変人の教授(先生ごめんなさい!!)が指定した英語の教材The Annotated Aliceを読んで以来、アリスの大ファンになってしまったのだ。 無論、この奇妙なファンタジーによって感性が刺激されるのはキャロルの世界観やビクトリア…

藤田まこと逝く

藤田まことと言えば「はぐれ刑事」でも「ゾルバ」でもなく、八丁堀の旦那*1なんである。 俺は必殺シリーズがそりゃもうメロメロに好きで、77年の第10作目(主水シリーズの第5弾)から観ていた。要は、予定調和に飽き足らず斬新な時代劇ばっかり観てたお袋に見…

大いなる陰謀

★★★☆☆並 積極的には観ないな どうにかならないかね、この邦題。原題は“Lions for Lambs”=羊に率いられた獅子たち、とでも訳すか。大いなる陰謀って言っちゃうとさ、勧善懲悪でもニヒリズムでもないこの映画の本質(どこにも正解がない苦悩を描き、観衆を考え…

ダイヤルMを廻せ!

★★☆☆☆多分もう観ないかも 俺は熱狂的ヒッチコッキアンではないが、彼の作品のいくつかは勿論大好きだ。 レベッカの濃い陰影、裏窓の主人公と同化したカメラ視点、知りすぎていた男のモロッコの街並とドリスデイの歌、めまいの床が落ちるショットとサンフラン…

男たちの大和/YAMATO

★★☆☆☆多分もう観ないかも すごくヒットしたんだよね、この映画。だけどごめん何も感じなかった。 戦闘シーンは血みどろで正視に絶えない。俺はこういうの駄目。YAMATOという英表記に「大日本帝国海軍が建造した史上最大の戦艦大和を礼賛する」ような雰囲気も…

NEXT

★☆☆☆☆観るに値しない 最低 ディックの短編ゴールデン・マンから「少し先の未来が見える」という設定だけをパクって作った身も蓋もない映画。 原作は、人類が総力を挙げて突然変異ミュータントを殲滅しようとするが、「神が降臨してきたかのような、真昼の太…

らせん

★★★★☆素晴らしい また観たい 何だか評価低いようですねぇ。でも俺は好き。「リング」のシリーズとして観ると過剰な伏線回収に腹もたつのだろうが、切り離すと壮大なテーマが見えてくる。 人類を売っても死んだ息子を蘇生させたいのか、種が変化しようとする…

ジャンパー

★☆☆☆☆観るに値しない 最低 まあ、暇つぶしにしかならない映画。唯一の見所は、敵役のサミュエル・L・ジャクソンの渋い存在感。

クライマーズ・ハイ

★★★☆☆並 積極的には観ないな 以前のエントリーにも書いたのだけれど、俺は大学時代の友人を御巣鷹山の事故で亡くしている。もう随分経つのに、灼熱の山の映像を見せられると心穏やかで居られない。 ということで、評価は辛めになってしまったが仕方ない。御…

フィッシャー・キング

★★★★★ 最高傑作 これぞ映画! 何と言ってもテリー・ギリアムの大ファンなので、この評も偏ってますよ。ええ。だけど、誰がなんと言おうとパイソンズに足を向けて寝られないのだ。何のこっちゃ。 まあ、ハートウォーミングコメディなら監督は変人ギリアムでな…

大脱出!〜脱出ゲーム THE MOVIE〜

10分程度の短編のオムニバス。 モチーフとしてのケータイゲームのことは知らないが、それぞれの映像表現だけ追っかけても楽しめる作品群であった。 スチルのスライドショーで映像を強く美しく刻み込んだ教室、プロデューサーが「俺好みの保母さん」役でカメ…

つばさ最終回

朝の連ドラ「つばさ」の今日が最終回。 半年間、こんなに熱心に観たのは、脚本が戸田山雅司だったからです。 でもね、ドラマとしてもよく出来ていて、とっても面白かったよ。 主人公は、典型的ではないがある意味のトリックスターであり、人と人の間に化学反…

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗

★★★★☆素晴らしい また観たい 正直言うと、浦沢原作の「言いっ放し」の終わり方は非常に好きで、漫画的には大いにアリだったような気がするんだけれども、同時に浦沢原作どおりのオチだと映像的なカタルシスは得難いよなと思ってもいた。 じゃ、どうするか。 …

華氏451

★★★★☆ 素晴らしい また観たい ブラッドベリ原作のディストピア。それを描くは、SF嫌いで有名なトリュフォー。テーマがテーマだけに(端的に言えば近未来の焚書の話だ)冒頭のキャストとスタッフ説明はナレーションのみ。ヒッチコックバリのサスペンスフルな…

復讐するは我にあり

★★★★☆ 素晴らしい また観たい 繰り返し観たい気分にはならないが、凄い映画だということは間違いない。そういう意味で星4つ。惜しくなか 俺の一生こげなもの 圧倒的な実在感。 ぬるぬるギラギラ光る殺人シーン。 むせかえるような雰囲気の濡れ場。 キャスト…

映画三昧

白い巨塔 ★★★☆☆ 並 積極的には観ないな どうも映画版よりTVドラマ版(78年)の方が評判がいいようだ。 橋本忍の脚本がかなりいい。「財前五郎個人のものがたり」というより、「権力に拘り振り回されていく男たちの群像」として、観応えがある。やや早急にラス…

男たちの挽歌シリーズ

男たちの挽歌 ★★★☆☆ 並 積極的には観ないな男たちの挽歌 II ★★★★☆ 素晴らしい また観たいアゲイン 明日への誓い /男たちの挽歌 III ★★☆☆☆ 多分もう観ないかも “A Better Tomorrow”という原題。どうもプロデューサーの徐克(ツイ・ハーク)が、落ち目の呉宇森(ジ…

フォーガットン

★★☆☆☆ 多分もう観ないかも 映画に「ストーリーの整合性」と「その上の新鮮な裏切り=オチ」を求める人には、駄目駄目の評価だろうな。だってストーリーを荒唐無稽に語っちゃえば、 客観的に語るのかと思いきや、実は主観が真実で、子供への愛の力が何より強…

ジェイソン・ボーン3部作

ボーン・アイデンティティー ★★★☆☆ 並 積極的には観ないなボーン・スプレマシー ★★☆☆☆ 多分もう観ないかもボーン・アルティメイタム ★★★☆☆ 並 積極的には観ないな 懸命賢明な人は気がついていると思うが、JBとはジェームス・ボンドのイニシャルと同じ。東西冷戦…

非婚同盟

非婚同盟に嵌っている。 TVドラマは滅多に観ないのだが、あろうことか、所謂昼メロなのである。 きっかけは、床屋の兄ちゃんに薦められたからなのだが、これがなかなか侮り難いのよ。 正妻と妾を同居させるお父さま。 今際の際(いまわのきわ)に主人公に非…

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月

★★★☆☆ 並 積極的には観ないな

ブリジット・ジョーンズの日記

★★★☆☆ 並 積極的には観ないな

Mamma Mia!

★★★★☆ 素晴らしい また観たい ご存知、ABBAのヒット曲22曲にて構成されたジュークボックス・ミュージカルを映画化したもの。 ま、そういう流れは、かつてのヘアーやジーザス・クライスト・スーパースターとも酷似していて、その点でも60〜70年代の空気を想起さ…

魍魎の匣

★★★☆☆ 並 積極的には観ないな ネットの書き込みを見ると、今日極道京極堂原理主義者には、もう何だか甚だ評判が悪いらしいが、映像そのものに力強さと良質のエンタテイメントを感じるから、俺はこれはこれでありと思ったよ。 田中麗奈は妙に可愛いし。 京極…

カリートの道

★★★☆☆ 並 積極的には観ないな この邦題はもう駄目駄目。だって誤訳だもん。ここでのアル・パチーノの演技も凄い。もう一人。ショーン・ペンの悪徳弁護士ぶりも、もう憎たらしいほどいい。デパルマ監督にしては人物にフォーカスした地味目の演出だが、かえって…

フェイク

★★★☆☆ 並 積極的には観ないな 邦題はセンスないな。この映画、何が凄いってアル・パチーノが凄い。主役のジョニー・デップより格段に凄い。ウダツの上がらないマフィアの中堅幹部を演じるのって無茶苦茶難しいと思うのだが、見事にハマっている。Aパチーノの哀…

ディセント

★☆☆☆☆観るに値しない 最低 ま、洞窟の中にはエイリアンが居ました、というだけの映画。

リプリー

★★★☆☆ 並 積極的には観ないな 原題は“The Talented Mr. Ripley”。才能溢れるリプリーが、大富豪の放蕩息子=ディッキー・グリーンリーフに魅せられ、嫉妬し、殺めてしまう。アラン・ドロンと比べるのは酷だが、マット・デイモンは及第点ギリギリですかね。この…

バベル

★★★★☆ 素晴らしい また観たい 孤独な魂が愛を求めて彷徨うものがたり。貧しい山羊守の兄弟愛。愛に飢えた高校娘を看る親の愛。ベビーシッターの子供に向ける優しい眼差しとマイノリティの寂莫感。こういった様々な感情が、冷めかけた夫婦の絆を取り戻す旅を…

東京物語

★★★☆☆ 並 積極的には観ないな 恥ずかしながら、小津安二郎の代表作を初めて観た。どうも人間がまだ枯れていない、というか、老いということに向き合っていないからか、俺にはピンと来ない。テンポのゆったりさもいまひとつ。客観的に言うと、人間味を失わせ…

20世紀少年

ちょっと甘めだが、星4つ。 ★★★★☆ 素晴らしい また観たい 浦沢直樹の漫画は、連載中から気になっていたんだ。タイトルからして、あの20th Century Boyだろ。ロック少年なら気にならない訳がない。 かなり原作漫画に忠実だといっても、そこは映画。決定的な違…

橋本忍のコトバ

黒澤明監督映画で言えば「七人の侍」をはじめ、「羅生門」「生きる」「生きものの記録」「蜘蛛巣城」「隠し砦の三悪人」「悪い奴ほどよく眠る」「どですかでん」の計8作を手がけた脚本家である。 黒澤以外でも「白い巨塔(1966年)」「日本沈没(1973年)」「八…